2017年度農業問題研究学会春季大会のご案内(確報)

投稿者: | 2017年2月24日

2017年度農業問題研究学会春季大会のご案内を掲載しました。

2017年春季大会案内(確定)

【日時】 2017年3月26日(日):2016年度第3回全国幹事会、各種委員会(15:00~18:30)

3月27日(月):大会シンポジウム、2017年度総会、2017年度第1回全国幹事会

(9:30~17:30(受付開始9:05、建物には9:00から入れます))

【場所】 3月26日(日):明治大学駿河台キャンパス リバティタワー10階(1101・1102教室)

3月27日(月):明治大学駿河台キャンパス リバティタワー12階(1123教室)

【参加費】 一般会員2,000円、一般非会員2,500円、学生会員・学生非会員無料

【懇親会費】  一般会員・一般非会員4,000円、学生会員・学生非会員3,000円

【大会テーマ】 農業構造の現段階と展望‐2015年農業センサス分析‐

2010年農業センサスで確認された農業構造再編の動きが、その後5年経って、どのように把握されるのか、2015年農業センサスの大きな注目点である。

農業構造変動をみるための基礎的な数値である農業経営数(ここでは長期比較をするために、近年のデータについては、便宜的に自給的農家に農業経営体を加えたもの)と経営耕地面積の推移を見ると、2005~2010年の減少率は、それぞれ11.5%と1.6%であった。1960年以来の長期の動向の中で、農業経営数は最大の減少率、逆に経営耕地面積は1965~1970年(減反開始直前で、まだ開田も行われていた)を除くと最小の減少率であった。つまり、離農は多くとも、その耕作農地が他の経営に引き継がれ、全体として経営耕地面積が維持される事態だったのである。

その後、上記のような動きが、どのようになったのか。2010~2015年の農業経営数と経営耕地面積の減少率は、それぞれ14.5%と5.1%であった。農業経営数の減少率は一段と大きくなり、一方、経営耕地面積の減少率も、過去の高かった水準に逆戻りしている。つまり、2010年農業センサスで確認された農業構造再編の動きは萎み、本格的な縮小段階に入ったとみることができよう。

もちろん、上記はごくごく基礎的な数値だけをみた、漠然とした全体像である。農業センサス結果発表後の過去の大会でも詳細な分析・検討を行ってきた農業問題研究学会の伝統に倣って、2017年度春季大会では2015年農業センサス結果分析をテーマとしたシンポジウムを開催する。座長は、これまでも農業センサス分析に定評のあるお2人にお引き受けいただき、また報告者は、3つの分野にわたって、若手・中堅の方に依頼した。加えて、3人のコメンテーターにも充実したコメントを期待している。

最新の2015年農業センサスの結果から、どのような日本農業の行方が展望できるのか、活発な議論の場となることを望む。

 

【座長】 安藤 光義(東京大学)、橋詰 登(農林水産政策研究所)

 

【報告】 第1報告 「組織経営体の展開方向の新局面」       鈴村 源太郎(東京農業大学)

第2報告 「農業構造変動と土地利用の変化」       曲木 若葉(農林水産政策研究所)

第3報告 「農業労働力の変化と就業構造」           澤田 守(中央農業研究センター)

 

【コメント】 第1報告に対して  平林 光幸(農林水産政策研究所)

第2報告に対して  細山 隆夫(北海道農業研究センター)

第3報告に対して     友田 滋夫(一般財団法人都市農地活用支援センター)

 

大会終了後、懇親会を開催いたします。併せてご参加ください。

<大会スケジュール>

 

【3月26日】

◆大会シンポジウム事前検討会〔15:00~16:00〕

 

◆学会賞選考委員会〔16:00~17:00〕

 

◆2016年度第3回全国幹事会〔17:00~18:30〕

 

 

【3月27日】

Ⅰ.午前の部(9:30~12:00(受付開始9:05、建物には9:00から入れます))

 

◆代表幹事挨拶〔9:30~9:40〕

 

◆シンポジウム(前半 9:40~12:00)

 

〔テーマ〕「農業構造の現段階と展望-2015年農業センサス分析-」

 

〔座 長〕安藤 光義(東京大学)、橋詰 登(農林水産政策研究所)

 

○座長解題〔9:40~10:00〕

○第1報告〔10:00~10:40〕 鈴村 源太郎(東京農業大学)

○第2報告〔10:40~11:20〕 曲木 若葉(農林水産政策研究所)

○第3報告〔11:20~12:00〕 澤田 守(中央農業研究センター)

 

 

Ⅱ.午後の部(13:00~17:30)

 

◆学会総会〔13:00~14:00〕

 

◆シンポジウム(後半 14:10~17:25)

 

○第1報告に対するコメント〔14:10~14:30〕 平林 光幸(農林水産政策研究所)

○第2報告に対するコメント〔14:30~14:50〕 細山 隆夫(北海道農業研究センター)

○第3報告に対するコメント〔14:50~15:10〕 友田 滋夫

(一般財団法人都市農地活用支援センター)

 

<休 憩>

 

○討論〔15:25~17:25〕

 

◇懇親会(18:00~:駿河台キャンパス アカデミーコモン棟1階 カフェ パンセ)

 

【大会に関するお問い合わせ】

農業問題研究学会事務局

〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町2-29 (一財)農政調査委員会内

TEL:03-5213-4330  FAX:03-5213-4331  E-mail:jimukyoku@noumonken.sakura.ne.jp

<交通アクセス>

【明治大学駿河台キャンパス】

・JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩約3分
・東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅 下車徒歩約5分
・都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅 下車徒歩約5分

・リバティタワー棟10階 1101教室(各種委員会)、1102教室(全国幹事会)

・リバティタワー棟12階 1123教室(シンポジウム)

・リバティタワー棟12階 1127教室(打ち合わせ・控室)

・アカデミーコモン棟1階 カフェ パンセ(懇親会)