2019年度農業問題研究学会春季大会のご案内を掲載しました。
2019年春大会案内(修正)
※3ページ目・4ページ目の記載曜日に間違いがありましたため、修正しました。
【日時】 3月29日(金):大会シンポジウム、2019年度総会、2019年度第1回全国幹事会
9:30~17:10(受付開始9:00)
【場所】 3月29日(金):東京大学農学部 1号館8番教室
【参加費】 一般会員2,000円、一般非会員2,500円、学生会員・学生非会員無料
【懇親会参加費】 一般4,000円、学生3,000円
(2019年3月28日(木):2018年度第3回全国幹事会、各種委員会)
明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント棟
4階404R室(学会賞選考委員会、大会シンポジウム事前検討会)・404S室(全国幹事会)
※シンポジウム会場と各種委員会の会場が異なりますので、ご注意ください。
<大会スケジュール>
【3月28日】
◆学会賞選考委員会〔16:00~18:00〕
◆2018年度第3回全国幹事会〔17:00~18:30〕
◆大会シンポジウム事前検討会〔18:30~20:00〕
【3月29日】
Ⅰ.午前の部(9:30~12:00(受付開始9:00))
◆代表幹事挨拶〔9:30~9:35〕
◆シンポジウム(前半 9:35~12:00)
〔テーマ〕「農地所有・利用と担い手問題-農地中間管理事業の中間的総括を踏まえて―」
〔座 長〕秋山 満(宇都宮大学)、槇平 龍宏(大月短期大学)※座長補佐
○座長解題〔9:35~9:40〕
○第1報告〔9:40~10:15〕 渡部 岳陽(秋田県立大学)
○第2報告〔10:15~10:50〕 伊藤 亮司(新潟大学)
○第3報告〔10:50~11:.25〕 宮田 剛志(高崎経済大学)
○第4報告〔11:25~12:.00〕 大仲 克俊(岡山大学)
Ⅱ.午後の部(13:00~17:10)
◆学会総会〔13:00~14:00〕
◆シンポジウム(後半 14:00~17:00)
○コメント①〔14:00~14:15〕 東山 寛(北海道大学)
○コメント②〔14:15~14:30〕 山浦 陽一(大分大学)
○総合討論(座長まとめ含む) 〔14:30~17:00〕
◆大会終了〔17:10〕
◇懇親会(17:30~:向ヶ丘ファカルティハウス1F レストランアブルボア)
【大会テーマ】 農地所有・利用と担い手問題-農地中間管理事業の中間的総括を踏まえて―
農業をめぐる環境は厳しさと不透明感を増している。外からはTTP11、日欧FTAの批准合意とともに、今後本格化すると思われる日米FTA交渉の行方が危惧されている。他方、農業内部においては、国による配分廃止による米生産調整の行方と経営安定所得対策の見直しと収入保険制度への移行等が検討されている。加えて、人口減少社会への突入とともに、団塊世代が70代にさしかかり、農家の世代交代が本格化・進行途上にある。
担い手をめぐっては、雇用を伴う個別型大規模層、集落営農の大型化、農外企業による農業参入が進み、担い手形態の多様化・大型化が進むとともに、販売・加工を中心とする事業範囲の拡大による経営形態の多様化が進展し、その地域差を伴った担い手の経営展開の行方が問われている。他方、農地の供給主体においては、非正規雇用の増大に見られる雇用環境の悪化とともに、不在地主の増大に加えて相続未登録農地が農地の2割に及ぶ農地所有の空洞化ともいわれる事態が広がってきている。こうした中で、農地流動化と担い手への農地集積テンポは、近年むしろ停滞しており、こうした地域解体的事態に対応する集団的農地管理のあり方が問われてきている。
政策的には、グローバル化に対応するコスト4割削減、担い手への農地集積8割を目標に農地中間管理機構が設立されたが、事業の伸び悩みとともに、事業開始から4年間が経ち、5年目の制度見直し年度に当たっている。制度見直しの方向は、まだ不分明であるが、円滑化事業を中間管理事業に取り込む極端な議論すら起こってきている。今後本格化すると思われる制度改正の方向を注視する必要がある。
そこで、本シンポジウムでは、主要農業地域を中心に、世代交代期における構造変動として、担い手への農地集積と経営展開の方向を検討するとともに、農地中間管理事業を中心に農地流動化施策の展開状況を検証する中で、制度見直しと地域的な集団的農地管理のあり方を検討することを課題とする。併せて、ポスト米政策改革後の水田農業の行方や農地所有の空洞化問題等、農地所有と利用をめぐる論点の方向づけを議論する場としたい。
【座長】 秋山 満(宇都宮大学)、槇平 龍宏(大月短期大学)※座長補佐
【報告】 第1報告「東北における農地中間管理事業の取り組みと現局面の課題(仮)
-秋田県の事例を対象として-」
渡部 岳陽(秋田県立大学)
第2報告「新潟県における農地集積の展開と農地中間管理機構の機能」
伊藤 亮司(新潟大学)
第3報告「北関東における農地中間管理事業の成果と課題(仮)-群馬県を事例として-」
宮田 剛志(高崎経済大学)
第4報告「岡山県における農業構造変動と農地中間管理事業
-農業構造変動の停滞地域における実態と課題-」
大仲 克俊(岡山大学)
【コメント】 東山 寛(北海道大学) 山浦 陽一(大分大学)
<交通アクセス>
【東京大学農学部】(3月29日金曜日シンポジウム・懇親会)
・東京メトロ南北線/東大前駅 下車徒歩約1分
・東京メトロ千代田線/根津駅 下車徒歩約8分
・東京メトロ丸ノ内線/本郷三丁目駅 下車徒歩約12分
・都営大江戸線/本郷三丁目駅 下車徒歩約10分
【明治大学駿河台キャンパス】(3月28日木曜日各種委員会のみ)
・JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩約3分
・東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅 下車徒歩約5分
・都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅 下車徒歩約5分
・グローバルフロント棟4階 404R・404S(各種委員会、全国幹事会、事前検討会)