大会案内

2020年度 農業問題研究学会 秋季大会

【日時】 2020年11月28日(土)・29日(日)

【場所】 オンライン開催

【大会内容】 28日 シンポジウム(春季大会に予定していた内容)+ 29日個別報告+ 28日総会

【参加費】 オンライン開催のため一般会員・一般非会員・学生会員・学生非会員 すべて無料

【懇親会参加費】 感染拡大を防ぐため開催しない

シンポジウムテーマ】 小農理論と発展途上国の多様な稲作農業の実態の接合

11月29日(日)開催 個別報告

〇個別報告申込みについて 締め切りました

①個別報告の登録と報告要旨提出 【締切: 2020 年 8 月 31 日(月)必着・厳守】
*登録用紙 →2020年度個別報告登録用紙をダウンロード、 記入の上提出。
*報告要旨
A200 字程度) → タイトル、報告者名を明記。 A4 判、書式は任意、日本語。
※報告要旨 A は座長選定に利用します。
②個別報告の要旨提出 【締切: 2020 年 9 月 30 日(水)必着・厳守】
*報告要旨 BA4 一枚(1600 字以内(タイトル・報告者名込み)))秋季大会予稿集用フォーマット(要旨B)
→ タイトル、報告者名を明記。原則として日本語。
※報告要旨 B は、大会冊子に掲載致します。
③プレゼンテーション資料(※全員) 【締切: 2020 年 11 月 26 日(木)必着・厳守】
*プレゼンテーション資料(PDF
オンライン開催になることを想定して、
43 あるいは 169 の画面表示が可能なレイアウトにすること 。
※例年は希望者のみの提出としていますが、今回はオンライン開催も想定していることから、円滑な報告を進め
ていただくために、事前に事務局に送付をお願い致します(なお、お預かり するファイルは報告者の同意なしに再配布することはありません) 。

詳細は2020年度個別報告募集要項をご覧下さい。

 

11月28日(土)開催

シンポジウムテーマ:小農理論と発展途上国の多様な稲作農業の実態の接合

今日のグローバル経済下においては、小農経済がボーダレス化した市場経済と直接的に対峙している。その中には、企業に取り込まれるものや不利な条件での取引を続けているもの、生産手段を失うもの等もみられ、多くの国において小農経済の縮小方向での変化が指摘されている。

 一方、国連は2019-2028年を「国連家族農業の10年(United Nations Decade of Family Farming)」としている。そこでは、家族農業が世界の食料生産額の8割以上を占める主要な農業経営形態であり、社会経済・環境・文化等多様な側面で重要な役割を担っていること、また、地域経済・文化の一部として多くの農業・非農業の雇用を創出していること等が示されている 。また、2018年12月には「小農と農村で働く人びとの権利に関する国連宣言(United Nations Declaration on the Rights of Peasants and Other People Working in Rural Areas)」が第73回国連総会で採択された。採択に際し、アメリカやオーストラリアは反対、日本やEUの複数国が棄権したが、国連的潮流においては、Family Farming やPeasantの存在やその役割の重要性の今日的な再認識、及びそれらを取り巻く経済社会の動きに注目が集まっている。本学会でも、2019年度秋季大会特別セッション「今日における農業問題研究の方法論的展開方向を考える-国際的な農業食料政治経済学の主要潮流との接点という視角から-」において、平賀緑氏より世界経済における資本蓄積と食料システムの変容について、池上甲一氏より変質するグローバル化の下で農民主体論の構築についての報告があった。その報告及び討論において、古典的な小農論に加えフードレジーム論や再小農化論等の新たな視点からの資本主義経済と小農経済の関係性、小農の定義や評価、資本主義経済と小農経済を対峙させる理論的枠組みについての熱心な議論が行われたところである。(秋季大会特別セッションの資料については、学会HPに掲載されている)

 本シンポジウムでは、本学会で蓄積されてきた小農経済に関する議論を改めてふまえた上で、激変するアジア・アフリカの今日的な稲作農民の実態に注目し、その理解を深めることを目的とする。

 第1報告では、横山英信会員(岩手大学)に古典的な小農規定を現代的な文脈から再整理していただき、日本の稲作経営を念頭おいた今日の実態掌握に有効な理論的視座をご提示いただく。第2報告から第4報告までは、発展段階の異なる途上国における稲作農民や米市場のアップデートな実態を中心にご報告いただく。第2報告は佐々木智氏(株式会社サタケ)によるタイの事例、第3報告は辻一成会員(佐賀大学)によるベトナムの事例、第4報告は横山繁樹会員(国際農林水産業研究センター)によるアフリカ(マダガスカル)の事例である。我々がこれまで想定してきた小農的稲作経営との共通点や相違点、あるいは今日におけるその強靭性や脆弱性に注目し、今後の稲作農業を中心とする地域農業構造のあり方をグローバルな視野から問う場になることを期待する。

 

【座長】 矢野 泉 (広島修道大学) 【副座長】 中村 勝則 (秋田県立大学)

 

【報告】 第1報告「小農経営の特徴を踏まえた現代日本農業問題の経済理論的検討-現状分析のための視座の提示-」

 横山 英信 (岩手大学)

第2報告「タイにおけるコメ産業の変化-加工資本の視点からの報告-」

 佐々木 智 (株式会社サタケ)

第3報告「工業化期ベトナムの小農経済と水田農業の変化(仮)」

 辻 一成 (佐賀大学)

第4報告「マダガスカル農業を中心に(仮)」

 横山 繁樹 (国際農林水産業研究センター)

 

【コメント】 高梨子 文恵 (弘前大学)、山崎 亮一 (東京農工大学)

 

【大会に関するお問い合わせ】

農業問題研究学会事務局

〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町2-29 (一財)農政調査委員会内

TEL:03-5213-4330  FAX:03-5213-4331  E-mail:jimukyoku☆noumonken.sakura.ne.jp