2021年度農業問題研究学会・秋季大会(確報)

投稿者: | 2021年10月9日

下記の通り、2021年度秋季大会を開催いたします。

この度も、参加費無料でのオンライン開催ですので、会員、非会員を問わず全国からご参加いただけます。

皆さまの積極なご参加をお待ちしております。また、周囲にご関心をお持ちの方がおられましたら、お声がけいただければ幸甚です。


 

2021年度 農業問題研究学会 秋季大会

 

【日時】 2021年11月3日(水・祝) 9:20~16:30

【内容】 個別報告、特別セッション、全国幹事会

【参加費】 無料(会員・非会員とも)

【場所】 オンライン開催(会場URLは事前登録のアドレスに後日送付)  

【事前登録】下記の事前登録フォームから登録してください(11月2日(火)締切)。

https://forms.gle/Kj9fVh7VeAfckJJSA

登録いただいたアドレスに会場URL、大会特設サイトをご案内いたします。

各種資料は大会特設サイトからダウンロードしてください。

 

<大会スケジュール>

Ⅰ.午前の部(9:20~12:00)※9:00から入室可能です。――――――――――――

個別報告(9:20~12:00)※個別報告は報告25分、質疑15分

第1会場:  

時間

報告タイトル/報告者

座長

9:20

~10:00

地域労働市場変遷下の地域農業システムの展開―長野県宮田村N集落を事例として―/髙橋 絢子(東京農工大学大学院)

山本 昌弘

(大和大学)

10:00

~10:40

地域労働市場の構造転換影響下における農業構造の長期的変遷―長野県宮田村を対象にして―/三浦 啓介(東京農工大学大学院)

山本 昌弘

(大和大学)

10:40

~11:20

北部九州地域における農業構造変動の段階的な差異を生む要因に関する研究―福岡県遠賀郡遠賀町を対象として―/吉野 和希(九州大学大学院)

品川 優

(佐賀大学)

11:20

〜12:00

食糧政策推転下の中国水田地帯農業構造変動に関する研究~水稲主産地・江西省を対象として~/GONG KEJUN(九州大学大学院)

菅沼 圭輔

(東京農業大学)

 

第2会場: 

時間

報告タイトル/報告者

座長

10:00

~10:40

農業法人におけるキャリアパスの実態と課題―雇用就農者の評価に着目して―/森山 和彦(九州大学大学院)

盛田 清秀

(公立小松大学)

10:40

〜11:20

社会構造や政策意図が食育に与える影響 −「主婦」向け婦人雑誌「婦人世界」を素材に−/中野 杏美(九州大学大学院)

佐藤 信

(北海学園大学)

11:20

~12:00

地域内発的発展に向けた地域組織に関する研究-大分県を事例として-/蔡 晟聰(九州大学大学院)

山浦 陽一

(大分大学)

 

<昼 休 憩> 12:00~13:30

 ※全国幹事会 12:10~13:00 

 

Ⅱ.午後の部(13:30~16:30)―――――――――――――――――――――――――――

特別セッション(13:30~16:30)

 テーマ:農業構造変動分析の課題―センサス速報値を材料として―(仮)

 座長:酒井 富夫(富山大学名誉教授)

 報告:橋詰 登会員(農林水産政策研究所)

    「2020年センサスに見る農業構造変動の特徴と分析課題-結果概要の分析から-(仮)」

 コメント1: 澤田 守会員(農研機構) 労働力の観点から

 コメント2: 椿 真一会員(愛媛大学) 農地利用・経営の観点から

 <座長解題>   

 本学会における農業センサスによる農業構造分析は、毎回新たな動きを認識させてくれ、学会の貴重な財産となっている。2020年センサスの詳細な分析内容は各報告に譲るが、全般的に概観すれば農業・農村の状況は一層厳しくなっていることを確認でき(農家数・経営体数の減少、労働力は若い人も減少、離農しても農村に残るのでなく不在村地主化等)、その反面、一部地域では大規模化・法人化が進みメガファームが形成されてきていると指摘されている。しかし、学会としては従来、後者の明るい面に希望を抱き、そこに分析の重点を置いてきたと言えるように思う。農業政策的には農業基本法以降の自立経営等の析出、研究的には農民層分解の現実を明らかにしようとしてきた。大規模化は高生産性を実現し、そのような経営が日本農業の大宗を担うことで日本農業全体の生産性を高めることになると考えてきたからである。だが、政策的には1992年新政策以降、地域政策や環境政策が打ち出され、紆余曲折はあったが今日の段階では持続的な農業経営こそが求められ、現実の農業・農村状況や環境状況から言ってもそれは不可欠な担い手になっている。そのためにはどのような分析が求められるか、その分析のためにどのような統計が必要なのか、2020年センサス分析がそれらの議論のきっかけになることを願っている。(酒井 富夫)

 

◆懇親会(16:30~18:00)

 ※オンラインでの開催を検討しております。 

 

【大会に関するお問い合わせ】

農業問題研究学会事務局

〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町2-29 (一財)農政調査委員会内

TEL:03-5213-4330  FAX:03-5213-4331  E-mail:jimukyoku☆noumonken.sakura.ne.jp(☆は@に置き換え)