【第二報】2024年度春季大会のご案内

投稿者: | 2024年2月25日

※3月28日9:45時点で参加を申し込みいただいた方には、特設ページのご案内をいたしました。届いていない方は、念のため迷惑メールフォルダ等もご確認いただいたうえ、お手数ですが事務局(jimukyoku[アット]noumonken.sakura.ne.jp)までご連絡ください。

 

 下記の通り、2024年度春季大会を開催いたします。

 会場での資料配布はございませんので、必ず参加登録をしていただき、後日ご案内する特設ページから入手してください。

 特に、非会員で初めてご参加いただける方は、この点を改めてご確認ください。

 より多くの方のご参加をお待ちしております。

 

農業問題研究学会 2024年度春季大会

 

【日時】 2024年3月29日(金) 9:00~17:20

【内容】 シンポジウム、総会、懇親会 

【場所】 東北大学 青葉山新キャンパス 青葉山コモンズ 2階 第3講義室

     地下鉄東西線南出口徒歩3分 

【参加費】 会員:2,000円  非会員:3,000円  学生:無料(非会員含む) 

      懇親会:会員・非会員 4,500円 学生:2,500円

      当日現金にて支払をお願いします。

 

【参加登録方法】 

 下記フォームから参加申し込みをお願いいたします。

 https://forms.gle/Vie1AWLiPhYfFAEQ9

 

【資料】 参加登録をいただいた方に、後日メールにて大会特設サイトをご案内いたします。特設サイトから予稿集を入手してください。

 ※会場で資料は配布しません。印刷して持参いただくか、各自のノートPC等で閲覧ください。なお、会場では、Wi-Fi(eduroam)が使用可能ですが、できる限り事前のダウンロードやプリントアウトをお勧めします。
(eduroamは、勤務機関が参加している方はそのまま、それ以外の方は受付で所属等を記入して利用する形となります)

 

【大会テーマ】 農業・農村を支える多様な担い手

 〔座 長〕 渡部岳陽(九州大学)

 〔開催趣旨〕

 2020年農林業センサスにおいては、①農業経営体数、②経営耕地面積、③基幹的農業従事者数という3つの基本的指標の減少速度が大きくなっている実態が示された。特に、大規模農業経営体とその借地率が増加したにもかかわらず、直近5年間の経営耕地面積減少率は過去最大となり、大規模経営体への農地集積を進めるだけでは農地を守れないことが浮き彫りになった。

 こうした状況の下、2020年3月に公表された食料・農業・農村基本計画において、「中小・家族経営など多様な経営体」が、農業生産や地域社会の維持に重要な役割を果たしていると初めて評価され、「産業政策と地域政策の両面からの支援を行う」と明記された。しかしその後、2023年9月に公表された食料・農業・農村基本法見直しに向けた農政審基本法検証部会の「最終とりまとめ」においては、「多様な(農業)人材」の果たす役割については触れられている一方、多様な経営体(担い手)の政策支援にあり方についての言及はない。既存の専業的な大規模経営体だけではわが国農業を支えきれないという危機感はある一方、農政(もしくは国)の具体策はまだまだ固まっているとは言えない。

 日本農業の今後の大きな焦点の一つは、地域農業の担い手をいかに確保・維持していくのかにあることはいうまでもない。そしていわゆる「担い手」論について本学会では、農業生産力論、農政論、地域農業論など様々な観点から長年議論されてきた分厚い蓄積もある。そこで本シンポジウムにおいては、そうした一連の「担い手」論について交通整理を行うとともに、地域農業の現在の到達点と課題、すなわち、誰が(Who)、何を(What)、どのように(How)、地域農業において担い、どのような課題を抱えているのかを実態に即して分析し、それぞれの地域農業を持続的なものにしていくために必要な条件を探りたい。その上で、日本農業の持続性確保のためにふさわしい政策体系構築へ向けた示唆を引き出したい。

 

◎代表幹事挨拶 小田切徳美(明治大学) 9:00 ~ 9:10

◎座長解題   渡部岳陽(九州大学) 9:10 ~ 9:30

◎報告

 第1報告:細山隆夫(北海道農業研究センター)9:30~10:10

      大規模借地経営の到達点と課題 -北陸・上越市を対象に-

 第2報告:坂元喬人(九州大学大学院)10:10~10:50 

      集落営農再編による地域農業の構造変動 -広域組織・集落・構成員の分担関係に着目して-

 第3報告:李侖美(岐阜大学)10:10~11:30

      JA出資型農業法人の到達点と今日的な課題 -水田作、水田・畑作経営の事例を通して-

 第4報告:古田恒平(明治大学)11:30~12:10

      企業の農業参入と撤退時における農地利用調整

 

〈総会〉 12:10 ~ 13:00

〈昼食・質問受付〉 13:00 ~ 14:00

 

◎コメント 14:00~14:45

 東山 寛(北海道大学)   

 新井祥穂(東京農工大学)

 酒井富夫(富山大学名誉教授)

 

〈休憩・質問受付〉14:45~15:00

 

◎総合討論  15:00 ~ 17:00

◎座長総括  17:00 ~ 17:15

◎閉会    17:15 ~ 17:20

※ 懇親会 Buddy’s Table 青葉山みどり厚生会館(ローソンの建物)

 

【会場地図】 東北大学 青葉山新キャンパス 青葉山コモンズ 2階 第3講義室

 

【大会に関する問い合わせ】

 農業問題経済学会 事務局 担当:堀部 ah204889@nodai.ac.jp