2024年度春季大会
【日時】 2024年3月29日(金) 9:00~17:20
【内容】 シンポジウム、総会、懇親会
【場所】 東北大学 青葉山新キャンパス 青葉山コモンズ 2階 第3講義室
地下鉄東西線南出口徒歩3分
【参加費】 会員:2,000円 非会員:3,000円 学生:無料(非会員含む)
懇親会:会員・非会員 4,500円 学生:2,500円
当日現金にて支払をお願いします。
【大会テーマ】 農業・農村を支える多様な担い手
〔座 長〕 渡部岳陽(九州大学)
〔開催趣旨〕
2020年農林業センサスにおいては、①農業経営体数、②経営耕地面積、③基幹的農業従事者数という3つの基本的指標の減少速度が大きくなっている実態が示された。特に、大規模農業経営体とその借地率が増加したにもかかわらず、直近5年間の経営耕地面積減少率は過去最大となり、大規模経営体への農地集積を進めるだけでは農地を守れないことが浮き彫りになった。
こうした状況の下、2020年3月に公表された食料・農業・農村基本計画において、「中小・家族経営など多様な経営体」が、農業生産や地域社会の維持に重要な役割を果たしていると初めて評価され、「産業政策と地域政策の両面からの支援を行う」と明記された。しかしその後、2023年9月に公表された食料・農業・農村基本法見直しに向けた農政審基本法検証部会の「最終とりまとめ」においては、「多様な(農業)人材」の果たす役割については触れられている一方、多様な経営体(担い手)の政策支援にあり方についての言及はない。既存の専業的な大規模経営体だけではわが国農業を支えきれないという危機感はある一方、農政(もしくは国)の具体策はまだまだ固まっているとは言えない。
日本農業の今後の大きな焦点の一つは、地域農業の担い手をいかに確保・維持していくのかにあることはいうまでもない。そしていわゆる「担い手」論について本学会では、農業生産力論、農政論、地域農業論など様々な観点から長年議論されてきた分厚い蓄積もある。そこで本シンポジウムにおいては、そうした一連の「担い手」論について交通整理を行うとともに、地域農業の現在の到達点と課題、すなわち、誰が(Who)、何を(What)、どのように(How)、地域農業において担い、どのような課題を抱えているのかを実態に即して分析し、それぞれの地域農業を持続的なものにしていくために必要な条件を探りたい。その上で、日本農業の持続性確保のためにふさわしい政策体系構築へ向けた示唆を引き出したい。
◎代表幹事挨拶 小田切徳美(明治大学) 9:00 ~ 9:10
◎座長解題 渡部岳陽(九州大学) 9:10 ~ 9:30
◎報告
第1報告:細山隆夫(北海道農業研究センター)9:30~10:10
大規模借地経営の到達点と課題 -北陸・上越市を対象に-
第2報告:坂元喬人(九州大学大学院)10:10~10:50
集落営農再編による地域農業の構造変動 -広域組織・集落・構成員の分担関係に着目して-
第3報告:李侖美(岐阜大学)10:10~11:30
JA出資型農業法人の到達点と今日的な課題 -水田作、水田・畑作経営の事例を通して-
第4報告:古田恒平(明治大学)11:30~12:10
企業の農業参入と撤退時における農地利用調整
〈総会〉 12:10 ~ 13:00
〈昼食・質問受付〉 13:00 ~ 14:00
◎コメント 14:00~14:45
東山 寛(北海道大学)
新井祥穂(東京農工大学)
酒井富夫(富山大学名誉教授)
〈休憩・質問受付〉14:45~15:00
◎総合討論 15:00 ~ 17:00
◎座長総括 17:00 ~ 17:15
◎閉会 17:15 ~ 17:20
※ 懇親会 Buddy’s Table 青葉山みどり厚生会館(ローソンの建物)
2023年度秋季大会
【日時】 2023年11月23日(木・祝) 10:00~16:50(受付開始9:30)
【内容】 個別報告、全国幹事会
特別セッション
【場所】 東京農業大学世田谷キャンパス国際センター(2階)
※会場へのアクセスは末尾に掲載。
【参加費】 一般会員 2,000円
一般非会員 3,000円
学生(会員・非会員とも) 無料
【参加登録方法】
下記フォームから参加申し込みをお願いいたします。
https://forms.gle/2hYWUXywiHhVRzZ56
【資料の配布について】
参加登録をいただいた方に、後日メールにて大会特設サイトをご案内いたします。特設サイトから予稿集を入手してください。
※会場で資料は配布しません。印刷して持参いただくか、各自のノートPC等で閲覧ください。
※会場では、Wi-Fiが使用可能です。
<大会スケジュール>
Ⅰ.午前の部(10:00~12:00)※9:30受付開始――――――――――――
◆個別報告(10:00~12:00)※個別報告は報告25分、質疑15分
会場: 第2会議室
時間 |
報告タイトル/報告者 |
座長 |
10:00 ~10:40 |
内モンゴル自治区における労働市場と農業構造に関する研究―東部農業地帯を事例として― /DA YANG(東京農工大学大学院) |
小田切 徳美 (明治大学) |
10:40 〜11:20 |
農民専業合作社による貧困削減・脱却に向けた事業展開とその効果 / 馮 梓軒(九州大学大学院) |
池上 彰英 (明治大学) |
11:20 ~12:00 |
農業法人における雇用システム ―技能・雇用関係・人事評価制度の相互補完関係による分析 ― /飯田 拓詩(東京農業大学大学院) |
澤田 守 (農研機構) |
<昼 休 憩> 12:00~13:30
※全国幹事会 12:10~13:10(第2会議室)
Ⅱ.午後の部(13:30~16:50)―――――――――――――――――――――――――――
◆特別セッション 会場:国際センター2階 榎本ホール
〔テーマ〕今、改めて中山間地域問題を考える
〔座長〕橋口 卓也(明治大学)
13:30~13:35 代表幹事挨拶
13:35~14:15 座長解題・報告1 橋口 卓也(明治大学)
「日本における中山間政策の経緯と展望-中山間直払いを中心に-」
14:15~14:55 報告2 石井 圭一(東北大学)
「中山間地域への支援の意義-欧州との比較を念頭に-」
14:55~15:35 報告3 多田 朋孔(特定非営利活動法人地域おこし 代表理事)
「中山間地域の課題と現場から見た対策」
15:35~15:45 休憩(質問用紙回収を含む)
15:45~16:00 コメント 佐藤 宣子(九州大学) ※オンライン参加
16:00~16:50 総合討論
〔開催趣旨〕
概ね1980年代後半から農政上焦点化されてきた「中山間地域」問題は、学問分野としては、農業経済学・農政学が牽引する形で社会問題としても注目を集め、地域経済学、農村地理学、医療・福祉分野、交通学、防災学など、さまざまな分野で研究が進められてきた。しかし、この30年間に農業経済学・農政学分野での研究が地道に長く続けられてきたかと言えば必ずしもそうではなく、他分野と比較しても、むしろ注目度が低くなってきているのではないか。
農政の施策としては、2000年度から開始された中山間地域等直接支払制度が、現在まで基本的な枠組みを同じくして継続され、その効果に期待が寄せられてきた。しかし、発足から20年以上が経ち、現場からは持続的な取り組みへの困難さを訴える声も強まってきている。一方で、「田園回帰」の浸透や「関係人口」の増加など、中山間地域の農村をめぐる新たな動きが展開している。そのような動向の現状を踏まえ、現場の実態からは、どのような施策が求められているのであろうか。
また、いうまでもなく、先述のような、わが国における中山間地域問題への注目、その農政上の対応策としての中山間地域等直接支払制度の実施は、欧州における実態や施策を相当に意識した結果でもあった。その後、欧州における条件不利地域の実態は、どのように変化し、その支援策に対する理論的根拠は、どのように深化してきたのであろうか。
おりしも、最近の食料・農業・農村基本法改訂議論の中では、「中山間地域は、(中略-引用者)耕地面積、農家数、農業総産出額について全国の約4割を占めており、現行基本法制定以降もその割合はほぼ変化しておらず、」(食料・農業・農村政策審議会答申、2023年9月11日)との認識が示されている。果たして、中山間地域のシェアが変わっていないのは、中山間地域等直接支払制度の効果と言えるのか、それとも平地地域を含めた日本農業全体の衰退の結果であるのか。
以上のような問題意識に基づいて、2023年度農業問題研究学会特別セッションを企画した。
(橋口卓也)
◆懇親会(17:00~) 会場:国際センター1階 フリースペース
【懇親会参加費】 一般参加者(会員・非会員とも) 4,000円
学生参加者(会員・非会員とも) 2,000円
◆会場へのアクセス
会場:東京農業大学世田谷キャンパス 国際センター
個別報告 第2会議室 (2階)
全国幹事会 第2会議室 (2階)
国際シンポジウム 榎本ホール (2階)
懇親会 フリースペース(1階)
会場へのアクセス
・東京農業大学世田谷キャンパス国際センター2階 東京都世田谷区桜丘1-1-1
小田急線経堂駅から徒歩約20分またはJR渋谷駅からバス約30分が一般的です。
アクセス詳細
①小田急線経堂駅から徒歩約20分 タクシー約10分
②小田急線千歳船橋駅から徒歩 約20分
バス 約5分 農大前下車
東急バス 渋谷駅行(渋23)等々力操車所行(等11)
用賀駅行 (用01)
③渋谷駅からバス約30分(バス乗り場4または5) 農大前下車 約5分間隔
小田急バス 成城学園前駅西口行 (渋24) 調布駅南口行 (渋26)
東急バス 成城学園前駅西口行 (渋24) 祖師ヶ谷大蔵駅行 (渋23)
※同路線バスに東急田園都市線三軒茶屋駅から乗車可能 約15分
④東急田園都市線用賀駅から徒歩 約25分
バス 約10分 農大前下車
東急バス 祖師谷大蔵駅行 (用01) 渋谷駅行 (渋22)
⑤東急田園都市線桜新町駅からタクシー約10分
2023年度春季大会
【日時】 2023年3月25日(土) 9:30~17:20
※今年度は日本農業経済学会の日程とは連続しません。
【内容】 シンポジウム、総会
【場所】 明治大学駿河台キャンパス 12号館2103教室(10階) マップ
JR御茶ノ水駅から徒歩5分(リバティタワーより手前にある細長い建物)
【参加費】 会員:2,000円 非会員:3,000円 学生:無料(非会員含む)
【資料】 大会数日前に会員メーリスから特設ページをお知らせします。メーリスが届かない方は、恐れ入りますが、事務局までご連絡ください。事前に各自でダウンロード、印刷等のご準備をお願いいたします。
※ペーパーレス化のため、会場での資料配布はございません。また、学内にWi-fiはございません。
【大会テーマ】 新基本法下の食料・農業・農村の変化と展望
〔座 長〕 安藤 光義(東京大学)
〔開催趣旨〕
食料・農業・農村基本法が制定されてから20年以上が経過し、与党、政府の間で基本法見直しの動きが始まっている。本シンポジウムは、そうした政策の動きに直接対応するのではなく、2000年以降の社会的経済的な変化を踏まえ、社会のあるべき方向を検討していくことに主眼を置きたい。その過程から新しい視座を提示し、今後の展望について議論を行いたいと考えている。そこから政策は自ずと析出されてくるのではないだろうか。
報告者については、食料、農業、農村という大まかな3つの領域から1人ずつ若手・中堅にお願いし、座長の側からは特に要望をつけることなく、自由に課題を設定して論じていただくことにした。そのことによってこれまでは見えなかった事象や課題、社会認識が浮かび上がってくることを期待している。
コメンテーターについては、過去から現在までの経緯を熟知し、政策に精通している重鎮と海外の学会での経験が豊富な国際派の先生方にお願いした。若手・中堅が行う意欲的な問題提起がどう料理されることになるのかが楽しみである。
以上からお分かりになるように、本シンポジウムに関して座長としてのシナリオは全く用意していない。5人の主役が演じる舞台に大向こうから掛け声をかけるだけでなく、1人でも多くの方に一緒に加わっていただければと願っている。皆さんのご参加をお待ちしております。
◎代表幹事挨拶 小田切 徳美(明治大学) 9:30 ~ 9:40
◎座長解題 安藤 光義 (東京大学) 9:40 ~ 10:00
◎報告
10:00 ~ 10:40
「新基本法下の〈農業〉の変化と展望―認識論的分析と統計分析の接合より―」 小川 真如(農政調査委員会)
10:40 ~ 11:20
「農村政策の可能性―地方自治体・農林水産省・首相官邸の関係変化から―」 堀部 篤(東京農業大学)
11:20 ~ 12:00
「誰一人取り残さない「食料政策」は日本にあるのか?」 平賀 緑(京都橘大学)
〈総会〉 12:00 ~ 12:45
〈昼食・質問受付〉 12:45 ~ 13:30
◎コメント
13:30 ~ 13:50
田代 洋一(横浜国立大学名誉教授)
13:50 ~ 14:10
立川 雅司(名古屋大学)
◎リプライ
14:10 ~ 14:20 第一報告者
14:20 ~ 14:30 第二報告者
14:30 ~ 14:40 第三報告者
〈休憩・質問受付〉20分
◎総合討論 15:00 ~ 17:00
◎座長総括 17:00 ~ 17:15
◎閉会 17:15 ~ 17:20
2022年度 農業問題研究学会 秋季大会
【日時】 2022年11月26日(土) 10:00~18:40(受付開始9:30)
【内容】 個別報告、全国幹事会
国際シンポジウム(共催:日本村落研究学会、日本農業市場学会)
(協力:京都大学Asian Platform for Global Sustainability & Transcultural Studies)
【場所】 東京農業大学世田谷キャンパス 1号館(当日は正門のみ入構可能)
※対面での実施を予定しておりますが、新型コロナウィルス感染症の感染状況によっては、オンライン開催になる可能性もございます。
【参加費】 一般会員・共催会員(日本村落研究学会、日本農業市場学会) 2,500円
一般非会員 3,000円
学生(会員・非会員とも)・名誉会員 無料
【参加登録方法】
必ず下記サイトから参加申し込みをお願いいたします(締切:11月24日(木)正午)。
https://peatix.com/event/3364599/view
「チケットを申し込む」をクリックし、会員・非会員および懇親会の参加・不参加に応じたチケットを選択ください。
(例)一般会員で懇親会参加の場合なら、一般会員チケット×1+懇親会(一般)チケット×1を購入
チケットの選択が完了したら次に進み、画面の指示に従って、必要事項の入力と決済を完了してください。
当日はお名前を受付で確認のうえ、領収書をお渡しいたします(チケット画面等は必要ありません)。
なお、Peatixを初めて利用される方は、アカウントの新規登録が必要になります。
【オンライン参加について】
今大会は対面実施ですが、国際シンポジウムのみオンライン(Zoom)にて参加可能です。ただし、オンライン参加の場合は質疑応答はできず、視聴のみとなりますので、あらかじめご了承ください。
オンライン参加の場合も、対面参加と同様にお申し込みください(参加費も同じです)。
なお、ZoomURLは、申し込みいただいた方にご案内する特設サイトに掲載いたします。
【資料の配布について】
参加登録をいただいた方には、後日メールにて大会特設サイトをご案内いたします。特設サイトから予稿集、個別報告資料、国際シンポジウム資料を入手してください。
※会場で資料は配布しません。印刷して持参いただくか、各自のノートPC等で閲覧ください。
<大会スケジュール>
Ⅰ.午前の部(10:00~12:00)※9:30受付開始――――――――――――
◆個別報告(10:00~12:00)※個別報告は報告25分、質疑15分
第1会場: 212教室
時間 |
報告タイトル/報告者 |
座長 |
10:00 ~10:40 |
公立小学校における農業体験学習の実施状況についての調査研究/渡邉 綾(一橋大学大学院) |
濱田 健司 (東海大学) |
10:40 ~11:20 |
連合体設立による集落営農の持続性確保 −山口県南すおう地域を事例として−/坂元 喬人(九州大学大学院) |
椿 真一 (愛媛大学) |
第2会場: 213教室
時間 |
報告タイトル/報告者 |
座長 |
10:00 ~10:40 |
米国穀物流通産業の構造変化の経済学的研究/姜 俊杰(九州大学大学院) |
安藤 光義 (東京大学) |
10:40 〜11:20 |
世界食料危機後の多国間農業開発における課題−食料安全保障論の主体性と新小農論の自立の視点から−/松平 尚也(京都大学大学院・耕し歌ふぁーむ) |
安藤 光義 (東京大学) |
11:20 ~12:00 |
ラオスボラヴェン高原における内発的発展の様相 −アグロエコロジー論を援用して−/笹井 翔(九州大学大学院) |
辻 一成 (佐賀大学) |
<昼 休 憩> 12:00~14:00
※全国幹事会 12:10~13:10(212教室)
Ⅱ.午後の部(14:00~18:40)―――――――――――――――――――――――――――
◆国際シンポジウム(14:00~18:40) 会場:1号館2階 241教室
〔テーマ〕批判的農業食料問題研究の国際動向―フードレジーム論およびワーヘニンゲン農村社会学との対話
International Trends in Critical Agri-Food Studies: Conversations on the Food Regime perspectives and the Wageningen Rural Sociology approaches
〔共催〕日本村落研究学会、日本農業市場学会
〔協力〕京都大学Asian Platform for Global Sustainability & Transcultural Studies
〔座長〕久野 秀二(京都大学)
〔プログラム〕
◎代表幹事挨拶 小田切徳美(明治大学) 14:00-14:10 <逐次通訳>
◎座長解題+紹介① 久野秀二(京都大学) 14:10-14:35 <逐次通訳+英語>
講演① Hugh Campbell(オタゴ大学) 14:35-15:05 <英語+日本語原稿>
コメント① 磯田宏(九州大学) 15:05-15:15 <日本語+英語原稿>
~休憩10分(質問票の回収も兼ねる)~
質疑 15:25-16:20 <逐次通訳>
~休憩15分~
◎紹介② 久野秀二(京都大学) 16:35-16:40 <逐次通訳+英語>
講演② Han Wiskerke(ワーヘニンゲン大学) 16:40-17:10 <英語+日本語原稿>
コメント② 秋津元輝(京都大学) 17:10-17:20 <日本語+英語原稿>
~休憩10分(質問票の回収も兼ねる)~
質疑 17:30-18:25 <逐次通訳>
◎座長総括 18:25-18:35 <逐次通訳>
◎企画担当挨拶 磯田宏(九州大学) 18:35-18:40 <逐次通訳>
〔解題〕
食料保障や気候変動、地政学等をめぐる危機に直面するなかで、世界の農業食料システムは矛盾と混迷を深めている。そうした矛盾は各国・各地域の農業構造の歪みとなって現象するとともに、各国・各地域の農業構造のあり方が矛盾の現象形態に異なる特徴を与えている。批判的農業食料問題研究は、政治経済学や社会学、地理学などの社会科学諸領域で鍛え上げられてきた理論や概念、分析手法を駆使しながら、各国・各地域の農業食料システム上の矛盾=農業食料問題を析出するとともに、その解決の方向性を指し示すことを使命としてきた。それゆえ、日本の関連学会が日本の農業食料問題の実情に応じた研究と議論を展開し、独自に発展してきたのは当然である。しかしながら、農業問題に関する社会科学の古典に依拠した重厚な理論研究や国際的にみても高い水準の構造分析や事例研究が行われているにもかかわらず、それらが国際的に発信されていないだけでなく、そもそも共通の理論や概念によって総括されないため、双方向の国際研究交流が行われることは稀である。他方、欧米諸国の批判的農業食料問題研究は、1960~70年代になってようやく「発見」したマルクスやカウツキーの古典はもちろん、社会科学諸領域で次々と生成し発展してきた様々な理論や概念、分析手法を貪欲に吸収し、あるいは創造的に組み替えながら、多様で豊かな発展を遂げてきた。調査も研究も発表も、もはや国境を感じさせないかたちで展開している。日本の学会だけが蚊帳の外に置かれたままでいいはずはない。この国際シンポジウムを機に、批判的農業食料問題研究分野における国際的な研究潮流へのキャッチアップと国境を跨いだ活発な教育研究交流が広がることを期待したい。
この国際シンポジウムでは、第一に、フードレジーム論の学説史的展開とその到達点、および今日の農業食料問題研究への適用可能性と今後の展開方向について、フードレジーム論の主唱者であるPhilip McMichaelやHarriet Friedmannらの議論を客観的に総括してきたHugh Campbell氏(オタゴ大学)に論じてもらう。フードレジーム論は、農業・食料の生産、貿易、消費に跨がる国際的な諸関係の生成、構造、展開、変遷の過程を、各時代の世界資本主義の主要な蓄積体制との照応性において分析する、国際的な農業食料社会学・政治経済学の理論と実証における有力な研究潮流の一つであり、日本の関連学界でも断片的に紹介されてきたところである。Campbell氏の第一報告に対しては、農業問題研究学会および日本農業市場学会を中心に、米国の穀物関連産業における巨大多国籍アグリフード企業(多角的垂直統合体企業)の形成に関する実証研究を進める中で、農業食料政治経済学の国際的研究潮流、とくにフードレジーム論の援用を図ってこられた磯田宏氏(九州大学)にコメントをいただく。
第二に、フードレジーム論をはじめ批判的政治経済学の影響も受けながら「新しい農業社会学」の潮流を農村社会学の中に生みだした北米とは異なり、代替性(alterity)や多様性(diversity)、関係性(relationality)、場所性(place-based)に根ざした「新しい農村社会発展論」の潮流を生みだした欧州農村社会学の展開過程とその到達点、および今日の農業食料問題研究への適用可能性と今後の展開方向について、欧州関連学界の拠点の一つであるワーヘニンゲン大学農村社会学グループのHan Wiskerke氏に論じてもらう。昨年75周年を迎えたワーヘニンゲン農村社会学グループは一部で「ワーヘニンゲン学派」と称されることもあるように、構造主義的な政治経済学アプローチには批判的で、農業・農村・食料に関わる諸主体の多様で創造的な能力(agency)と実践に焦点を当ててきた。その研究対象は農的空間としての農村から、非農的活動を含めた農村、食を通じて繋がる農村と都市の関係性や食の多次元性にもとづく総合的都市圏食政策へと拡げられてきた。日本の関連学界でも近年はJan Douwe van der Ploegらの「新しい小農層/再小農化」論や「新しい農村発展モデル」論、Henk Rentingらの「市民的食ネットワーク」論が参照されることも増えているが、同グループを中心とする欧州農村社会学における研究潮流の全容が紹介されることはなかった。Wiskerke氏の第二報告に対しては、日本村落研究学会を中心に日本と東アジアの農山村における地域づくりや移住者の役割に焦点を当てた農村社会学研究や、食と食消費に関する倫理的考察をはじめとする食農社会学研究などに取り組んでこられた秋津元輝氏(京都大学)にコメントをいただく。
◆懇親会(19:00~20:00) 会場:レストランすずしろ(キャンパス内)
【懇親会参加費】 一般参加者(会員・非会員) 3,000円
学生参加者(会員・非会員) 2,000円
2022年度春季大会
【日時】 2022年3月25日(金) 9:30~17:20
【内容】 シンポジウム、総会
【場所】 オンライン開催(ZOOM)
【参加費】 無料(会員・非会員とも)
【大会テーマ】 農業構造変動の急展開:その実相と要因-2020年農業センサスの分析から-
〔座 長〕 橋詰 登 (農林水産政策研究所)、橋口 卓也(明治大学)
〔開催趣旨〕
我が国の農業は,離農の加速等に見られる急激な構造変化によって,今まさに分岐点に立たされており,農政の羅針盤とも称される農業センサスの最新データを速やかに分析し,遅滞なく農業・農村の再生方向を示していくことは,当学会の使命の一つでもある。しかし今回の2020年農業センサスは,調査客体の属性区分の見直し(個人経営体,団体経営体の新区分導入)に調査票様式の変更も相まって,これまでのセンサス結果との比較分析が難しく,調査結果を正しく読み解くのは容易ではない。
そこで本シンポジウムでは,センサス個票を利用した分析によって,深化するわが国農業構造変化の実相とその要因を,「農地利用」,「農業労働力」,「農業担い手」の三つの視点から接近する。個票分析ならではの新しい発見があることを期待しつつ,わが国農業(水田農業)の今後の行方についても,今回の分析結果を踏まえて議論したい。
◎代表幹事挨拶 秋山 満(宇都宮大学) 9:30 ~ 9:40
◎座長解題 橋詰 登 (農林水産政策研究所) 9:40 ~ 10:00
◎報告
10:00 ~ 10:40
「土地利用からみた農業構造変動とその地域性」 曲木 若葉(農林水産政策研究所)
10:40 ~ 11:20
「農業労働力の変化と担い手の動向」 澤田 守(農研機構)
11:20 ~ 12:00
「都府県における大規模稲作経営体の動向-集落営農組織の経営展開を中心に-」 平林 光幸(農林水産政策研究所)
〈総会〉 12:00 ~ 13:00
〈昼食・質問受付〉 13:00 ~ 13:30
◎コメント
13:30 ~ 13:50
中村 勝則(秋田県立大学) 主に第一報告に対して
13:50 ~ 14:10
今野 聖士(名寄市立大学) 主に第二報告に対して
14:10 ~ 14:30
品川 優(佐賀大学) 主に第三報告に対して
◎リプライ
14:30 ~ 14:40 第一報告者
14:40 ~ 14:50 第二報告者
14:50 ~ 15:00 第三報告者
〈休憩・質問受付〉15分
◎総合討論 15:15 ~ 17:00
◎座長総括 17:00 ~ 17:15
◎閉会 17:15 ~ 17:20
※オンライン懇親会(17:30~18:30)
2021年度秋季大会(2021年11月3日(水・祝)/オンライン開催)
【日時】 2021年11月3日(水・祝) 9:20~16:30
【内容】 個別報告、特別セッション、全国幹事会
【参加費】 無料(会員・非会員とも)
Ⅰ.午前の部(9:20~12:00)――――――――――――
◆個別報告(9:20~12:00)※個別報告は報告25分、質疑15分
第1会場:
時間 |
報告タイトル/報告者 |
座長 |
9:20 ~10:00 |
地域労働市場変遷下の地域農業システムの展開―長野県宮田村N集落を事例として―/髙橋 絢子(東京農工大学大学院) |
山本 昌弘 (大和大学) |
10:00 ~10:40 |
地域労働市場の構造転換影響下における農業構造の長期的変遷―長野県宮田村を対象にして―/三浦 啓介(東京農工大学大学院) |
山本 昌弘 (大和大学) |
10:40 ~11:20 |
北部九州地域における農業構造変動の段階的な差異を生む要因に関する研究―福岡県遠賀郡遠賀町を対象として―/吉野 和希(九州大学大学院) |
品川 優 (佐賀大学) |
11:20 〜12:00 |
食糧政策推転下の中国水田地帯農業構造変動に関する研究~水稲主産地・江西省を対象として~/GONG KEJUN(九州大学大学院) |
菅沼 圭輔 (東京農業大学) |
第2会場:
時間 |
報告タイトル/報告者 |
座長 |
10:00 ~10:40 |
農業法人におけるキャリアパスの実態と課題―雇用就農者の評価に着目して―/森山 和彦(九州大学大学院) |
盛田 清秀 (公立小松大学) |
10:40 〜11:20 |
社会構造や政策意図が食育に与える影響 −「主婦」向け婦人雑誌「婦人世界」を素材に−/中野 杏美(九州大学大学院) |
佐藤 信 (北海学園大学) |
11:20 ~12:00 |
地域内発的発展に向けた地域組織に関する研究-大分県を事例として-/蔡 晟聰(九州大学大学院) |
山浦 陽一 (大分大学) |
<昼 休 憩> 12:00~13:30
※全国幹事会 12:10~13:00
Ⅱ.午後の部(13:30~16:30)―――――――――――――――――――――――――――
◆特別セッション(13:30~16:30)
テーマ:農業構造変動分析の課題―センサス速報値を材料として―
座長:酒井 富夫(富山大学名誉教授)
報告:橋詰 登会員(農林水産政策研究所)
「2020年センサスに見る農業構造変動の特徴と分析課題-結果概要の分析から-」
コメント1: 澤田 守会員(農研機構) 労働力の観点から
コメント2: 椿 真一会員(愛媛大学) 農地利用・経営の観点から
<座長解題>
本学会における農業センサスによる農業構造分析は、毎回新たな動きを認識させてくれ、学会の貴重な財産となっている。2020年センサスの詳細な分析内容は各報告に譲るが、全般的に概観すれば農業・農村の状況は一層厳しくなっていることを確認でき(農家数・経営体数の減少、労働力は若い人も減少、離農しても農村に残るのでなく不在村地主化等)、その反面、一部地域では大規模化・法人化が進みメガファームが形成されてきていると指摘されている。しかし、学会としては従来、後者の明るい面に希望を抱き、そこに分析の重点を置いてきたと言えるように思う。農業政策的には農業基本法以降の自立経営等の析出、研究的には農民層分解の現実を明らかにしようとしてきた。大規模化は高生産性を実現し、そのような経営が日本農業の大宗を担うことで日本農業全体の生産性を高めることになると考えてきたからである。だが、政策的には1992年新政策以降、地域政策や環境政策が打ち出され、紆余曲折はあったが今日の段階では持続的な農業経営こそが求められ、現実の農業・農村状況や環境状況から言ってもそれは不可欠な担い手になっている。そのためにはどのような分析が求められるか、その分析のためにどのような統計が必要なのか、2020年センサス分析がそれらの議論のきっかけになることを願っている。(酒井 富夫)
◆懇親会(16:30~18:00)/オンライン開催
2021年度春季大会(2021年7月11日(日)/オンライン開催)
【日時】 2021年7月11日(日) 9:30~18:00
【大会内容】 シンポジウム + 総会
【参加費】 無料(会員・非会員とも)
【大会テーマ】 新型コロナウイルス感染拡大下における食料・農業・農村問題
〔座 長〕冬木 勝仁(東北大学)、西川 邦夫(茨城大学)
2019年末から世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が,食料・農業・農村に与えた影響も徐々に明らかになりつつある。それとともに,研究者の間でも実態の把握と今後の展望を目的とした議論が行われ始めている。例えば,2021年3月に開催された日本農業経済学会大会シンポジウム「ポスト・コロナ社会の食料・農業・農村―持続可能な社会をデザインする―」では,食のあり方と都市農村関係を中心に,コロナ禍における新しい動向と社会のリデザインの方向性が議論された。
本シンポジウムの問題意識は,現在のコロナ禍で起こっていることは,資本主義による食料・農業・農村の再編の新しい段階への突入ではないかということである。ヒトの移動が制約される感染症流行下で,社会経済活動を維持するためにICT(情報通信技術)が生活の隅々まで浸透した。それは国境を超えた財とサービスの流通速度を飛躍的に高めるとともに,移動を排除する形で労働様式を大きく変容させた。食料・農業・農村に与えた影響として,例えば日本の2020年の農産物輸出額は前年比11.7%増加した(農林水産省「農林水産物輸出入情報」より)。また,食料消費における社会的分業を象徴する中食・外食の低迷は,業務用需要への対応を強めていた産地に負の影響を与えることが予想される。新しい蓄積様式の下で,食料・農業・農村はどの様に再編されていくのか。
以上の様な問題意識に基づき,本シンポジウムでは以下の3名の研究者に報告をお願いした。第1報告(友田滋夫氏)では,コロナ禍の核心である労働問題に関する報告を行う。コロナ禍において労働様式はどのように変わり,所得格差にどのような影響を与えたのか。第2報告(神代英昭氏)では,食料問題に関する報告を行う。コロナ禍は食料消費や中食・外食産業の構造にどの様な影響を与えたのか。第3報告(中尾誠二氏)では,都市農村問題に関する報告を行う。ヒトの移動を伴う観光需要が停滞する中で,グリーンツーリズムにはどの様な展望があるのか。
また本シンポジウムでは,上記3報告を補足する形で,安藤光義氏(農業への影響),鈴村源太郎氏(地域への影響)にコメントをお願いした。以上の3報告と2コメントとともに,大会参加者とコロナ禍が食料・農業・農村に及ぼす影響と展望について理解を深めたい。
<大会スケジュール>
◆大会シンポジウム〔9:30~17:00〕
◆総会〔17:00~18:00〕
Ⅰ.午前の部(9:30~12:00(会場開場9:00))
◆代表幹事挨拶〔9:30~9:40〕
◆シンポジウム(前半 9:40~12:00)
〔テーマ〕「新型コロナウイルス感染拡大下における食料・農業・農村問題」
〔座 長〕冬木 勝仁(東北大学)、西川 邦夫(茨城大学)
○座長解題〔9:40~10:00〕
○第1報告〔10:00~10:40〕 友田 滋夫(日本大学)「近年における世帯所得低迷とその背景」
○第2報告〔10:40~11:20〕 神代 英昭(宇都宮大学)「新型コロナウイルス感染拡大とフードシステム」
○第3報告〔11:20~12:00〕 中尾 誠二(福知山公立大学)「農山漁村の教育民泊受入組織におけるCOVID-19禍」
<昼食、質問受付>(60分)
Ⅱ.午後の部(13:00~18:00)
◆シンポジウム(後半 13:00~17:00)
○コメント①〔13:00~13:20〕 安藤 光義(東京大学) コロナショックの農業への影響
○コメント②〔13:20~13:40〕 鈴村 源太郎(東京農業大学) コロナショックの地域への影響
○第一報告リプライ〔13:40~13:55〕
○第二報告リプライ〔13:55~14:10〕
○第三報告リプライ〔14:10~14:25〕
<休憩、質問受付>(5分)
○総合討論 〔14:30~16:45〕
○座長総括 〔16:45~17:00〕
◆総会〔17:00~18:00〕
2020年度秋季大会(2020年11月28日(土)~29日(日)/オンライン開催)
11 月 28 日(土) 大会シンポジウム(2020年度春季大会からの延期)・総会
11月 29 日(日) 個別報告
参加費:無料(会員、非会員とも)
【11月28日】12:30~オンライン会場開場 (13:00~17:45)
◆代表幹事挨拶〔13:00~13:05〕
◆シンポジウム〔13:05~16:55〕
〔テーマ〕「小農理論と発展途上国の多様な稲作農業の実態の接合」
〔座 長〕矢野 泉(広島修道大学) 中村 勝則(秋田県立大学)
○座長解題〔13:05~13:15〕 矢野 泉(広島修道大学)
○第1報告〔13:15~13:45〕 「小農経営の特徴を踏まえた現代日本農業問題の経済理論的検討-現状分析のための視座の提示-」 横山 英信(岩手大学)
○第2報告〔13:45~14:15〕 「タイにおけるコメ産業の変化-加工資本の視点からの報告-」 佐々木 智(株式会社サタケ)
○第3報告〔14:15~14:45〕 「工業化期ベトナムにおける稲作農業構造と農家経済の変化-紅河デルタ地域における農地収用が零細小規模農家に与える影響の分析を中心に-」辻 一成(佐賀大学)
○第4報告〔14:45~15:15〕 「小農の主体形成と協働者の役割:マダガスカル稲作を事例に」横山 繁樹(国際農林水産業研究センター)
<休 憩>〔15:15~15:25〕
○コメント①〔15:25~15:35〕 高梨子 文恵(東京農業大学)
○コメント②〔15:35~15:45〕 山崎 亮一(東京農工大学)
○総合討論(座長まとめ含む) 〔15:45~16:55〕
◆学会総会〔17:00~17:45〕
◆オンライン懇親会〔18:00~19:00〕
【11月29日】9:30~オンライン会場開場(10:00~12:40)
◆個別報告 ※個別報告は報告25分、質疑15分
第1会場:ホスト(堀部篤(東京農業大学))
時間 |
報告タイトル/報告者 |
座長 |
10:00 ~10:40 |
「近畿型地域労働市場」地域における雇用劣化傾向と農業構造変動/澁谷 仁詩(東京農工大学大学院) |
酒井 富夫 (富山大学) |
10:40 ~11:20 |
戦後農業恐慌からの回復過程-長野県宮田村の事例から考える-/天野 元暁(東京農工大学大学院) |
酒井 富夫 (富山大学) |
11:20 ~12:00 |
地域労働市場と稲作作業受託組織の変遷-長野県宮田村N集落を事例として-/高橋 絢子(東京農工大学大学院) |
中村 勝則 (秋田県立大学) |
12:00 ~12:40 |
地域労働市場変遷下における農家経営の展開過程 -長野県宮田村N集落を事例に-/三浦 啓介(東京農工大学大学院) |
中村 勝則 (秋田県立大学) |
第2会場:ホスト(竹島久美子(愛媛大学))
時間 |
報告タイトル/報告者 |
座長 |
10:00 ~10:40 |
農業への企業参入に関する研究の現状と展望/古田 恒平(明治大学) |
徳田 博美 (名古屋大学) |
10:40 ~11:20 |
2000年代以降におけるリンゴ品種更新の展開とその課題-青森県と長野県との比較を通じて-/鎌田 修全(中央大学大学院) |
徳田 博美 (名古屋大学) |
11:20 ~12:00 |
アメリカ2018年農業法所得保障政策の利用実態と農業所得への影響-カリフォルニア稲作農業に着目して-/大田垣 慧(九州大学大学院) |
安藤 光義 (東京大学) |
2019年度秋季大会(2019年11月9日/明治大学駿河台キャンパス)
大会内容 個別報告・特別セッション(後援:日本農業市場学会)
個別報告
氷見 理(北海道立総合研究機構酪農試験場)
「賃金構造の地域性と長期的推移」
座長 野中 章久(三重大学)
曲木 若葉(農林水産政策研究所)
「農外就業条件の世代差と農家就業構造の変化―青森県五所川原市を事例に―」
座長 友田 滋夫(日本大学)
天野 元暁 (東京農工大学農学府)
「日本農業の「後退」と農業恐慌論」
座長 柘植 徳雄(東北大学)
礒貝 悠紀(東京農業大学大学院)・ 堀部 篤(東京農業大学)
「中山間地域における現代の不在地主問題―新潟県十日町市松之山地域の地権者・耕作者間関係から」
座長 大仲 克俊(岡山大学)
堀部 篤(東京農業大学)
「田の賃借料の変動要因―標準小作料制度廃止の影響に着目して―」
座長 大仲 克俊(岡山大学)
特別セッション
今日における農業問題研究の方法論的展開方向を考える-国際的な農業食料政治経済学の主要潮流との接点という視角から-
(後援:日本農業市場学会)
座長 磯田宏(九州大学)
報告者 平賀緑(立命館大学ほか非常勤講師)・池上甲一(近畿大学名誉教授)
コメンテーター 清水池 義治 (北海道大学)・新井 祥穂 (東京農工大学)
特別セッションの資料(PDF)
いずれも未定稿であるため、引用等はお控えください。
2019年度春季大会(2018年3月29日/東京大学弥生キャンパス)
大会内容 シンポジウム
シンポジウム
テーマ「農地所有・利用と担い手問題-農地中間管理事業の中間的総括を踏まえて―」
座長 秋山 満(宇都宮大学)、槇平 龍宏(大月短期大学)
報告
「東北における農地中間管理事業の取り組みと現局面の課題-秋田県の事例を対象として-」
渡部 岳陽(秋田県立大学)
「新潟県における農地集積の展開と農地中間管理機構の機能」
伊藤 亮司(新潟大学)
「北関東における農地中間管理事業の成果と課題-群馬県を事例として-」
宮田 剛志(高崎経済大学)
「岡山県における農業構造変動と農地中間管理事業-農業構造変動の停滞地域における実態と課題-」
大仲 克俊(岡山大学)
コメント 東山 寛(北海道大学) 山浦 陽一(大分大学)
2018年度秋季大会(2018年11月17日/明治大学駿河台キャンパス)
大会内容 個別報告・分科会
個別報告
竹島 久美子(農林水産政策研究所)
「首都圏近郊の市街化調整区域内農地問題の展開に関する研究」
座長 後藤 光蔵(武蔵大学)
澁谷 仁詩(東京農工大学大学院)
「地域労働市場視角からの農業就業条件および「生産力の担い手」の地域性の検討」
座長 澤田 守(中央農業総合研究センター)
細山 隆夫(農研機構 北海道農業研究センター)
「北陸における大規模借地経営,集落営農の重層的地域性-農業センサス個票組み替え分析を中心に-」
座長 小野 智昭(農林水産政策研究所)
曲木 若葉(農林水産政策研究所)
「農業からの労働力供給と賃金の地域性」
座長 野中 章久(東北農業研究センター)
古田 恒平(明治大学大学院)
「土木建設業者による農業経営における労働力配置の特徴」
座長 友田 滋夫(日本大学)
久恒 裕介(東京農工大学大学院)
「長野県飯島町における農業法人の展開方向の分析」
座長 宮田 剛志(高崎経済大学)
山崎 亮一(東京農工大学)
「ローザ・ルクセンブルク再生産表式論再論」
座長 柘植 徳雄(東北大学)
謝 驕南(東京農工大学大学院)
「中国山西省穀物地帯における労働市場と農業構造に関する研究-霍州市A村を事例に-」
座長 山本 昌弘(広島学院大学)
渡邉 綾(一橋大学大学院)
「農業と学校教育の異分野連携はいかに可能か―農業体験学習を事例として」
座長 鈴村 源太郎(東京農業大学)
分科会
テーマ:地域水田農業構造変動下における飼料用米と担い手
座長:吉田 行郷(農林水産政策研究所)
第1報告:平林 光幸(農林水産政策研究所)
第2報告:曲木 若葉(農林水産政策研究所)
コメント1:西川 邦夫(茨城大学)
コメント2:安藤 光義(東京大学)
2018年度春季大会(2018年3月24日/明治大学駿河台キャンパス)
大会内容 シンポジウム
シンポジウム
テーマ 「欧米情勢の激動と農業」
座長 磯田 宏(九州大学)、安藤 光義(東京大学)
報告
石井 圭一(東北大学)
「酪農自由化とフランスにおける政策対応」
和泉 真理(JC総研)
「Green BREXIT―イングランドの農業環境政策の先にあるもの―」
西川 邦夫(茨城大学)
「民主党州政下のカリフォルニア稲作―農業者の憂鬱と共和党支持の基礎―」
コメンテーター:清水 卓(駒澤大学名誉教授) 平澤 明彦(農林中金総研)
2017年度秋季大会(2017年11月4日/東京農工大学)
大会内容 個別報告・60周年記念シンポジウム
個別報告
大澤 将弥(東京農業大学大学院)鈴村 源太郎(東京農業大学))
「援農ボランティア制度の持続的運営を規定する要因の解明
―神奈川県湘南・県央地区を対象として―」
座長 図司 直也(法政大学)
小野 智昭(農林水産政策研究所)
「東日本大震災津波被災集落における統計的分析
-農家・経営耕地激減の内容と組織経営体の農地集積の展望-」
座長 小松 知未(北海道大学)
澁谷 仁詩(東京農工大学大学院))
「茨城県稲敷市における大規模農家の展開過程―1988年~2016年について―」
座長 秋山 満(宇都宮大学)
60周年記念シンポジウム
テーマ 「戦後農業理論の再検討」
座長 津田渉(秋田県立大学)
報告
氷見 理(東京農工大学大学院)
「不安定就業の増大と農業構造変動-茨城県稲敷市の事例より-」
細山 隆夫(農業・食品産業技術総合研究機構)
「北海道水田地帯における農業構造の変動と特質-農業センサス分析を主とした接近-」
板橋 衛(愛媛大学)
「愛媛県における農業の担い手像と地域農業の再編主体としての農協機能」
コメンテーター 荒井 聡(福島大学)
2017年度春季大会(2017年3月27日/明治大学駿河台キャンパス)
大会内容 シンポジウム
シンポジウム
テーマ 「農業構造の現段階と展望‐2015年農業センサス分析‐」
座長 安藤 光義(東京大学)、橋詰 登(農林水産政策研究所)
報告
鈴村 源太郎(東京農業大学)
「組織経営体の展開方向の新局面」
曲木 若葉(農林水産政策研究所)
「農業構造変動と土地利用の変化」
澤田 守(農業・食品産業技術総合研究機構)
「農業労働力の変化と就業構造」
コメンテーター1:平林 光幸(農林水産政策研究所)「第1報告に対して」
コメンテーター2: 細山 隆夫(農業・食品産業技術総合研究機構) 「第2報告に対して 」
コメンテーター3: 友田 滋夫(日本大学) 「第3報告に対して 」
2016年度秋季大会(2016年11月3日/東京農業大学世田谷キャンパス)
大会内容 個別報告・分科会・60周年記念講演
個別報告
荒井 聡(岐阜大学)
「集落営農における地代と労賃の衝突と法人化-岐阜県平地農村地帯の事例分析-」
座長 曲木 若葉(農林水産政策研究所)
小野 智昭(農林水産政策研究所)
「東日本大震災津波被災地域における大規模経営体形成とその形態の規定要因-岩手、宮城、福島3県の事例を比較して-」
座長 石井 圭一(東北大学)
小川 真如(早稲田大学大学院)
「佐賀県平坦二毛作地帯における新規需要米生産の存立構造―飼料用水稲生産の展開状況に着目して―」
座長 品川 優(佐賀大学)
倪 鏡(JC総研)
「露地野菜部門における新規参入者の経営展開と農地利用―群馬県高崎市倉渕地域を事例に―」
座長 江川 章(中央大学)
西川 邦夫(茨城大学)大仲 克俊(岡山大学)
「2014年アメリカ農業法に対する農業利益団体の態度と背景―日本農業への影響を念頭に―」
座長 磯田 宏(九州大学)
60周年記念講演
「官邸農政は日本農業をどうするか」 梶井 功(東京農工大学名誉教授)
分科会
テーマ 「特殊農村的な日本的低賃金構造解消の諸結果」
代表者 新井 祥穂(東京農工大学)
座長 新井 祥穂・山崎 亮一(東京農工大学)
報告
氷見 理(東京農工大学大学院)
「滋賀県東近江市における農業法人の展開過程-近畿型地域労働市場における法人の分化-」
中崎 和馬(東京農工大学大学院)
「長野県飯島町における農業法人の展開過程-「衛星的な法人」に着目して-」
謝 驕南(東京農工大学大学院)
「中国珠江デルタにおける農民工の調査研究—日台系外資企業と地元私企業との賃金構造比較—」
コメンテーター 山本 昌弘(広島国際学院大学)
2016年度春季大会(2016年3月28日/秋田県立大学秋田キャンパス)
大会内容 シンポジウム
シンポジウム
テーマ 「主要水田地帯における農業構造の変動とその行方-農政転換,低米価下における担い手形成と農地利用の動き-」
座長 荒井 聡(岐阜大学)
報告
菅原 優(東京農業大学)
「北海道の水田中核地帯における地域農業構造変動と大規模経営の諸相」
椿 真一(秋田県立大学)
「東北における水田農業の担い手形成と展開条件-秋田県の集落営農法人の事例分析を通じて-」
伊藤 亮司(新潟大学)
「新潟県内のいくつかの集落営農の展開から見る地域水田農業再編の方向」
品川 優(佐賀大学)
「九州水田地帯における農業構造の変動と集落営農」
コメンテーター1:西川 邦夫(茨城大学) 「第1・第2報告を中心に」
コメンテーター2:小林 元(広島大学) 「第3・第4報告を中心に」
2015年度秋季大会(2015年11月7日/東京大学農学部)
大会内容 個別報告・分科会
吉田 恒平(明治大学大学院)
「農地中間管理事業実施による農地利用変化についての考察-2014年度実績の分析から-」
細山 隆夫・杉戸克裕(農研機構 北海道農業研究センター)
「北海道水田地帯における農地賃貸借の性格と大規模水田作経営の存立条件-上川中央・当麻町を対象として-」
座長 秋山 満(宇都宮大学)
難波江 任(愛媛大学大学院)
「我が国のフードバンク活動の状況と課題」
座長 神代 英昭(宇都宮大学)
竹島 久美子(東京大学大学院)
「耕作放棄地解消による地域農業の再編に関する一考察-遊休桑園からブルーベリーへの転換を通じて-」
平林 光幸・小野智昭(農林水産政策研究所)
「山間農業地域における集落法人成立の「場」について-山口県長門市F地区における多集落型法人と1集落型法人を比較して-」
座長 山浦 陽一(大分大学)
三木 敦朗(信州大学学術研究員)
「低立木価格下での木材生産量の増加が農山村に与える影響」
座長 笠松 浩樹(愛媛大学)
山本 昌弘(広島国際学院大学)
「柑橘作集落にける農家構成-愛媛県宇和島市吉田町を事例として-」
渡辺 克司(鹿児島国際大学)
「混住化・少子高齢化および准組合員の利用規制問題が農業協同組合に与える影響について」
座長 香月 敏孝(愛媛大学)
堀部 篤(東京農業大学)
「農山村における集落活用事業の制度設計の特徴-ある集落における三事業の運営規定の比較から-」
座長 橋口 卓也(明治大学)
分科会1 「常雇依存傾向を強める大型農業経営-年間雇用契約下の外国人労働力(技能実習生)の大きさと役割-」
代表者 堀口 健治(日本農業経営大学校/早稲田大学名誉教授)
座長 香月 敏孝(愛媛大学)
報告
堀口 健治(日本農業経営大学校/早稲田大学名誉教授)
「構造変化を支える外国人労働力と雇用内容-野菜地帯での技能実習生の重みとその特徴・意義・限界を主に-」
長谷川 量平(鯉渕学園農業栄養専門学校)
「農業分野における技能実習制度の期待される効用と課題-茨城県でのタイ人技能実習生を事例として-」
軍司 聖詞(早稲田大学地域・地域間研究機構)
「農業分野における技能実習制度活用の特徴と課題-家族経営による外国人労働力受入れ-」
コメンテーター 秋山 満(宇都宮大学)
分科会2 「地域農業の展開論理-『伊那谷の地域農業システム』を素材として-」
代表者 山崎 亮一(東京農工大学)
座長 山崎 亮一(東京農工大学)
報告
星 勉(一般社団法人 JC総研)
「宮田方式から飯島方式への地域農業システムの展開」
新井 祥穂(東京農工大学)
「農業生産法人の動向-長野県飯島町の土地利用型法人と機能-」
曲木 若葉(東京農工大学大学院/日本学術振興会特別研究員)
「秋田雄物川と伊那谷との農業生産担い手像の相違」
コメンテーター 北原 克宣(立正大学)
2015年度春季大会(2015年3月27日/東京農工大学)
大会形式 シンポジウム
テーマ 「「地方消滅論」と農山村再生」
座長 小田切 徳美(明治大学)
報告
岡田 知弘(京都大学)
「地方消滅論批判-地域経済学の視点から-」
橋詰 登(農林水産政策研究所)
「農業集落の小規模化と脆弱化する集落機能-農業集落の動態統計分析と将来推計から-」
稲垣 文彦(中越防災安全推進機構)
「農山村再生の実践-新潟県中越地方の復興現場から-」
コメンテイター 東山 寛(北海道大学)・図司 直也(法政大学)
2014年度秋季大会(2014年11月16日/明治大学駿河台キャンパス)
大会形式 個別報告・分科会
個別報告
閔 ボラン(東京大学大学院)
「韓国における牛肉産業の制度改革―牛肉偽装問題に関する社会学的考察―」
座長 川手 督也(日本大学)
莫紅碧(広島国際学院大学大学院)山本 昌弘(広島国際学院大学)
「中国南部内陸部における農民層分解―重慶市の農村を事例として―」
座長 酒井 富夫(富山大学)
大仲 克俊((一社)JC総研)
「農業参入企業の農業経営の課題と対応―地元企業の連携・補完による経営課題の克服―」
座長 盛田 清秀(東北大学)
林 芙俊(秋田県立大学)
「水稲単作的地域における園芸作導入の現段階と展望―秋田県のセンサス分析をとおして―」
座長 香月 敏孝(愛媛大学)
新井 祥穂(東京農工大学)永田 淳嗣(東京大学)
「沖縄県宮古島の農家就業構造の動態―旧城辺町A集落を事例として―」
座長 田畑 保(明治大学)
平林 光幸・小野 智昭(農林水産政策研究所)
「山間農業地域における大規模水田作経営の存立構造―広島県庄原市E地区における個別経営と集落営農法人―」
座長 荒井 聡(岐阜大学)
杉戸 克裕(農研機構北海道農業研究センター)
「北海道における低コスト酪農経営の特徴と動向」
座長 吉野 宣彦(酪農学園大学)
泉谷 眞実・吉仲 怜(弘前大学)
「東北・不安定兼業稲作地帯における農民層の動向―青森県つがる市の農家アンケート結果の分析―」
座長 山崎 亮一(東京農工大学)
阿久津 巧・入澤 友望・山上 晴生(高崎経済大学)宮田 剛志(高崎経済大学)
「人・農地プランと農地中間管理機構の現状と課題―大分県豊後高田市の事例分析より―」
座長 平林 光幸(農林水産政策研究所)
分科会1 「地方大学と農業問題研究―「地域貢献に焦点を当てて―」
座長 香月 敏孝(愛媛大学)
報告者
香月 敏孝(愛媛大学)
渡部 岳陽(秋田県立大学)
コメンテーター 荒井 聡(岐阜大学)、吉田 俊幸((一財)農政調査委員会)
分科会2 「直接支払制度下の家族農業経営の展望―EUの実態から―」
座長 酒井 富夫(富山大学)
報告者
村田 武(愛媛大学)
松木 洋一(日本獣医生命科学大学)
石井 圭一(東北大学)
2014年度春季大会(2014年3月28日/神戸大学)
大会形式 シンポジウム
テーマ 「地域農業の発展と「環境保全型農業」」
座長 池上 甲一(近畿大学)
報告
桑原 考史(日本獣医生命科学大学)
「佐渡における環境保全型農業の到達点と課題」
中塚 華奈(特定非営利活動法人食と農の研究所/大阪商業大学)
「関西における環境保全型農業の取組と地域農業」
石井 圭一(東北大学)
「EUにおける直接支払制度と環境保全型農業」
飯國 芳明(高知大学)
「日本型直接支払いの系譜と今後の制度設計」
コメンテーター
第1コメンテーター:小田切 徳美(明治大学)
第2コメンテーター:西村 いつき(兵庫県農林水産局農業改良課)
第3コメンテーター:橋本 慎司(農業者)
2013年度秋季大会(2013年11月23日/法政大学市ヶ谷キャンパス)
大会形式 個別報告・ミニシンポジウム
個別報告
西川 邦夫(東京大学社会科学研究所/日本学術振興会特別研究員)
「集落営農組織の経営多角化と直接支払い―広島県世羅町(農)さわやか田打の事例より―」
平林 光幸・小野 智昭(農林水産政策研究所)
「直接所得補償が規模拡大に及ぼす効果の階層間格差―秋田県及び岩手県での事例調査より―」
座長 小林 元((一社)JC総研)
宮田 剛志(高崎経済大学)
「飼料価格の高騰と大規模養豚法人経営の収益性―群馬県下仁田ミート(株)の実態分析を中心にして―」
座長 森 久綱(三重大学)
後藤 由香・角間崎 修平・山崎 真也(高崎経済大学地域政策学部)・宮田 剛志(高崎経済大学)
「下仁田ねぎの担い手の現段階と農地利用の変化―群馬県下仁田ねぎ馬山地区の実態分析より―」
座長 後藤 幸一(群馬県中部農業事務所)
田口 善勝(九州沖縄農業センター)
「北九州水田地域における家族経営の動向―農業センサス個票を利用して―」
磯田 宏(九州大学)
「北九州平坦水田地域における大規模農家経営群の形成過程と到達点」
座長 品川 優(佐賀大学)
小柴 有理江・吉田 行郷(農林水産政策研究所)・香月 敏孝(愛媛大学)
「農業と福祉の連携の形成過程に関する研究―農業分野の障害者就労の事例から―」
座長 濱田 健司((一社)JA共済総合研究所)
常任企画特別報告
津田 渉(秋田県立大学)・安藤 光義(東京大学)
「農問研の成果と今後の課題―『ポリヴァレント化する農業・農村経済学とその総合化』を手がかりに―」
座長 後藤 光蔵(武蔵大学)
ミニシンポジウム
テーマ 「長期不況下における兼業地帯の営農システム」
座長 秋山 満(宇都宮大学)
報告
「戦後自作農と地域営農システムの展開―長野県宮田村を事例として―」
曲木 若葉(東京農工大学)
「東北における雇用創出を目指した集落営農組織の展開過程と地域農業再編の展望~秋田県平坦水田地帯の実態分析を通して~」
渡部 岳陽(秋田県立大学)
コメンテーター
第1コメンテーター:柳村 俊介(北海道大学)
第2コメンテーター:酒井 富夫(富山大学)
2013年度春季大会(2013年3月28日/東京農業大学世田谷キャンパス)
大会形式 シンポジウム
テーマ 「集落営農と地域農業」
座長 高橋 明広(中央農業総合研究センター)
報告
伊庭 治彦(神戸大学)
「中国中山間地域における集落営農の問題と展望―ネオリベラリズム政策かにおける生活本位の事業展開―」
島辺 清志(富山県農林水産部)
「北陸水田兼業地帯における集落営農の動向―富山県の事例分析を通じて―」
中村 勝則(秋田県立大学)
「東北における集落営農の現段階と地域農業―秋田県平坦水田地帯の動向から―」
コメンテーター
第1コメンテーター:小林 元(社団法人 JC総研)
第2コメンテーター:宮武 恭一(中央農業総合研究センター)
第3コメンテーター:角田 毅(山形大学)
2012年度秋季大会(2012年11月23日/東京大学農学部)
大会形式 個別報告・ミニシンポジウム
個別報告
平林 光幸(農林水産政策研究所)
「秋田県平地水田地帯における農業構造変動と担い手の存在形態」
座長 長濱 健一郎(秋田県立大学)
渡部 岳陽(秋田県立大学)
「東北農業水田地帯における集落営農組織の「共同化」の実態-秋田県内における「枝番管理組織」に焦点をあてて-」
座長 品川優(佐賀大学)
小野 智昭(農林水産政策研究所)
「集落営農進展地域における農地流動化の将来動向と組織経営体の課題-富山県と佐賀県の旧村を事例として-」
座長 酒井 富夫(富山大学)
大仲 克俊(社団法人 JC総研))
「中山間地域の地域資源管理における地域組織の役割と農業参入企業の農業経営展開-新潟県糸魚川市根知村の事例から-」
座長 桑原 孝史(新潟大学)
前川 麻菜(千葉大学)・吉田 義明(千葉大学)
「育種技術の発展と植物知的財産権の変容」
座長 久野 秀二(京都大学)
長谷川 啓哉(東北農業研究センター)
「リンゴ作における生産力構造と生産性及び収益性」
座長 徳田 博美(三重大学)
ミニシンポジウム
テーマ 「コミュニティビジネスと地域農業」
座長 竹本 田持(明治大学) 神代 英昭(宇都宮大学)
報告
小柴 有理江(農林水産政策研究所)
「農産物直売所と地域農業」
濱田 健司(農協共済総合研究所)
「高齢者・障害者福祉と地域農業」
コメンテーター
第1:香月 敏孝(農林水産政策研究所)
第2:山浦 陽一(大分大学)
2012年度春季大会(2012年3月28日/九州大学農学部)
大会形式 シンポジウム
テーマ 「近年の農業構造変化の特徴と展開方向 -2010年センサスの分析から-」
座長 橋詰 登(農林水産政策研究所)
報告
平林 光幸(農林水産政策研究所)
「家族経営の動向と特徴 -都府県における上層農家を中心に」
西川 邦夫(東京大学社会科学研究所/日本学術振興会特別研究員)
「『組織経営体』の展開と経営構造 -都府県水田農業を中心として-」
山口 和宏(福岡県立福岡農業高校)
「北九州地域の構造変化と集落営農組織の実態 -佐賀県を事例に-」
コメンテーター
安藤 光義(東京大学大学院)
鈴村 源太郎(東京農業大学)
小林 恒夫(佐賀大学)
2011年度秋季大会(2011年11月3日/明治大学駿河台キャンパス)
大会形式 個別報告・ミニシンポジウム
個別報告
西川 邦夫(東京大学社会科学研究所/日本学術振興会特別研究員)
「ある産直産地の40年を振り返る -事業・運動・地域との関係から-」
座長 大木 茂(麻布大学)
大仲 克俊(JC総研)
「地域農業資源管理における集落営農の役割と大規模経営の負担状況-石川県加賀平野のA・B集落の状況から-」
座長 橋口 卓也(明治大学)
ミニシンポジウム
テーマ 「 貿易自由化に対する東アジア農業諸国の農政対応-日本のTPP参加問題を考える一助に-」
座長 酒井 富夫(富山大学)
報告
李 哉泫(鹿児島大学)
「韓国におけるFTA締結への戦略的取組みと国内農業対策
池上 彰英(明治大学)
「中国農業の現状と農業政策の方向」
辻 一成(佐賀大学)
「ベトナム農業の動向と農業・農村政策」
コメンテーター 吉田 義明(千葉大学)
2011年度春季大会(2011年6月19日/東京大学農学部)
大会形式 シンポジウム
テーマ 「担い手確保と自給率向上の同時達成を求めて-戸別所得補償制度本格実施へ-」
座長 小野 智昭(農林水産政策研究所) 谷口 信和(東京大学大学院)
報告
若林 勝史(北海道農業研究センター)
「畑作経営における戸別所得補償制度の影響と課題」
板橋 衛(愛媛大学)
「愛媛県水田農業における担い手形成の現段階と土地利用の変化」
山浦 陽一(大分大学)
「中山間地域水田農業の実態と支援方策-直接所得補償で中山間地域は守れるか?」
コメンテーター 中村 勝則(秋田県立大学) 小池 恒男(農業開発研修センター)
2010年度秋季大会(2010年11月23日/東京大学)
大会形式 個別報告・ミニシンポジウム
個別報告
小池 拓司(県立広島大学総合学術研究科)
「農産物直売所の立地と販売戦略-島根県の農産物直売所における事例研究を基に-」
座長 香月 敏孝(農林水産政策研究所)
王 大超(東京農工大学大学院連合農学研究科)
「中国における薬用植物産業の展開に関する研究」
座長 石塚 哉史(弘前大学)
綱島不二雄(札幌大学附属総合研究所)
「戦後化学肥料産業展開過程の欧日比較と日本農業の前途」
座長 津田 渉(秋田県立大学)
ミニシンポジウム
テーマ「 「戸別所得補償モデル対策」実施の影響」
座長 小野 智昭(農林水産政策研究所)
報告
椿 真一(秋田県立大学)
「秋田県の動向-米単作地域における集落営農組織の展開方向と転作の対応-」
北川 太一(福井県立大学)
「福井県の動向-集落営農組織に与える影響を中心に-」
品川 優(佐賀大学)
「佐賀県の動向-県間調整の後退と米回帰-」
コメンテーター 西川 邦夫(日本学術振興会特別研究員/東京大学大学院)
2010年度春季大会(2010年3月26日/京都大学)
大会形式 シンポジウム
テーマ 「現代資本主義と家族農業経営-農業の資本主義化の「限界」と資本による農業・農村の「包摂」-」
座長 酒井 富夫(富山大学)
基調講演
梶井 功(東京農工大学名誉教授)
報告
後藤 光蔵(武蔵大学)
「80年代後半以降の農業構造、農業政策の変化と特徴」
槇平 龍宏(農政調査委員会)
「わが国農業・農村における資本の展開と「包摂」の現状」
コメンテーター 平野 信之(中央農業総合研究センター)
2009年度秋季大会(2009年11月3日/東京農工大学)
大会形式 個別報告・ミニシンポジウム
個別報告
平野 信之(中央農業総合研究センター)
「経営所得安定対策下の大規模水田作経営-収益構造の変化と経営対応-」
座長 鈴村 源太郎(農林水産政策研究所)
和泉 光一郎(東北大学大学院)
「都市計画法と農振法の成立過程にみる農地問題-農地の資産的保有の形成を中心に-」
座長 後藤 光蔵(武蔵大学)
董 彪(東京農業大学大学院)、菅沼 圭輔(東京農業大学)
「稲作借地経営における機械化と労働雇用の考察-黒竜江省の朝鮮族農村の調査を通して-」
座長 淵野 雄二郎(東京農工大学)
ミニシンポジウム
テーマ 「農地制度の国際比較」
座長 安藤 光義(東京大学大学院)
報告
柚木 茂夫(全国農業会議所)
「日本の農地制度改正 -意義と課題-」
石井 圭一(東北大学大学院)
「フランス農地制度の新たな方向-農外需要の増大と優良農地の保全を中心に-」
張 安明(農山漁村文化協会)
「60年にわたる中国の農地所有と利用の変遷に対する考察-農業構造調整とのかかわりを中心に-」
コメンテーター 大仲 克俊(JA総合研究所)
2009年度春季大会(2009年3月27日/筑波大学)
大会形式 シンポジウム
テーマ 「米の流通環境の変化と水田農業構造の展望」
座長 青柳 斉(新潟大学) 小池 恒男(農業開発研修センター)
報告
中村 勝則(秋田県立大学)
「米流通の変化と水田作経営」
冬木 勝仁(東北大学大学院)
「農協の地域性と経営戦略」
角田 毅(山形大学)
「東北地域における水田経営の構造変化」
池田 太(富山県農林水産部)、中沖 昌伸(富山県農業協同組合中央会)、
佐々木 毅(富山県農林水産部)、石黒 宏治(富山県農業会議)
「水田経営所得安定対策下での集落営農組織の収益性と展開のあり方-富山県での事例分析を通じて-」
コメンテーター 仁平 恒夫(北海道農業研究センター) 吉田 俊幸(高崎経済大学)
2008年度秋季大会(2008年11月3日/明治大学)
大会形式 個別報告・ミニシンポジウム
個別報告
今野 聖士(北海道大学大学院)
「農協による農業労働力補完システムに関する一考察-青森県太平洋側の野菜産地を事例として-」
田口 善勝(九州沖縄農業研究センター)
「南九州における大規模畑作経営の展開と市場対応-鹿児島県大隅半島地域を対象として-」
座長 岩元 泉(鹿児島大学)
加藤 基樹(早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター)
「低米価期におけるほ場整備事業実施とその論理-A県B土地改良区の事例より-」
座長 橋口 卓也(明治大学)
鈴村 源太郎(農林水産政策研究所)
「統計にみる集落営農の実態-集落営農実態調査の3カ年組み替え集計より-」
小野 智昭(農林水産政策研究所)
「水田・畑作経営所得安定対策下における集落営農組織の現状と展望に関する概括的分析 -全国69組織の実態調査をもとに-」
座長 中村 勝則(秋田県立大学)
ミニシンポジウム
テーマ 「先進国農業における外国人労働者問題」
座長 泉谷 眞美(弘前大学)
報告
松久 勉(農林水産政策研究所)
「農業分野の外国人研修生・技能実習生の実態と問題点」
内山 智裕(三重大学大学院)
「イギリスにおける農業雇用と外国人研修制度」
コメンテーター 友田 滋夫(農村開発企画委員会) 山崎 亮一(酪農学園大学)
2008年度春季大会(2008年3月29日/宇都宮大学)
大会形式 シンポジウム
テーマ 「現代の上層農の多様な展開形態と存立条件」
座長 平野 信之(中央農業総合研究センター)
報告
平林 光幸(農政調査委員会)
「統計分析にみる『上層農』の現段階とその特徴」
梅本 雅(中央農業総合研究センター)
「現代の水田作上層農の存立条件」
後藤 幸一(群馬県農業技術センター)
「畑作上層農の土地利用と存立条件 -関東畑作地帯を対象として-」
コメンテーター 安藤 光義(東京大学大学院) 津田 渉(秋田県立大学)
2007年度秋季大会(2007年11月3日/東京大学)
大会形式 個別報告・ミニシンポジウム
個別報告
飯塚 里恵子(東京農工大学大学院)
「農業技術論確立のための予備的考察-『技術論論争』から有機農業を軸とした農法論への現代的再構築へ-」
座長 保志 洵(元東京農業大学)
山浦 陽一(日本農業研究所)
「中山間地域での入作者との連携による農地管理-新潟県豪雪急傾斜地域を対象に-」
座長 仁平 恒夫(北海道農業研究センター)
邱 振勉(鹿児島大学大学院)・仲地 宗俊(琉球大学農学部)
「A Study on Cash Crop Production and Land Rental under the Agricultural
Structure Adjustment in China -A Case study in Fujian Province-」
林 学貴(東京農工大学大学院)
「中国における有機認証制度の展開と課題」
座長 池上 彰英(明治大学)
綱島 不二雄(札幌大学経済学部)
「今日の化学肥料産業の展開と農業 -EU、日本の比較検討から-」
座長 飯澤理一郎(北海道大学)
ミニシンポジウム
テーマ 「農業構造問題の現段階と展望-2005年センサス分析-」
座長 小田切 徳美(明治大学)
報告
澤田 守(農業・食品産業技術総合研究機構)
「労働力の変化と農業就業構造」
細山 隆夫(北海道農業研究センター)
「農地利用の変化と担い手の実態」
コメンテーター 橋口 卓也(明治大学) 吉村 秀清(中央畜産会)
2007年度春季大会(2007年3月28日/沖縄国際大学)
大会形式 シンポジウム
テーマ 「市場対応型農政下の中国農業構造問題-誰が中国農業を担うのか-」
座長 酒井 富夫(富山大学)
報告
横田 高明(大阪産業大学)
「改革開放政策下中国の経済発展と農業の課題」
菅沼 圭輔(福島大学)
「中国農政の転換と兼業農家支援体制の再構築」
山本 昌弘(鯉淵学園農業栄養専門学校)
「高度経済成長下の中国農民階層構造-山西省と浙江省を事例として-」
コメンテーター 張 安明(農山漁文化協会) 小田切徳美(明治大学)
2006年度秋季大会(2006年11月23日/東京農工大学)
大会形式 個別報告・特別シンポジウム・学会創立50周年記念講演
個別報告
小林 元(広島大学大学院)
「集落型農業生産法人の展開と組織的性格 -広島県を事例として-」
荒井 聡(岐阜大学)
「品目横断的経営安定政策と集落型農業生産法人」
座長 高橋 明広(中央農業総合研究センター)
長谷川啓哉(東北農業研究センター)
「リンゴ産地における剪定技術の普及構造と再編課題」
座長 徳田 博美(三重大学)
桑原 考史(東京農工大学大学院)
「農村資源のレジャー的利用の現段階-群馬県片品村におけるグリーン・ツーリズムの実態と課題-」
渡部 岳陽(秋田県立大学)
「農村型ワーキングホリデーの現状と普及拡大へ向けた課題」
座長 池本 良教(広島国際大学)
小野 史(東京大学大学院)
「日本における食料消費の「飽和」局面への到達-日本及び欧米先進国の食料消費統計から-」
座長 横山 英信(岩手大学)
特別シンポジウム
テーマ 「「グローバル資本主義」下の農業問題(再論)-現地実態を踏まえて-」
座長 加瀬 良明(明治大学)
報告
野中 章久(東北農業研究センター)
「東北の在宅兼業の動向と恒常的勤務の農村的性格」
北川 太一(福井県立大学)
「『集落型農業法人』の展開と存立条件-京都府の事例を中心にして-」
秋山 満(宇都宮大学)
「経営所得安定対策と農業構造問題」
記念講演 谷口 信和 (東京大学大学院)
「農業問題研究の今日的課題と理論の歴史的位相-構造・政策・歴史・理論-」
2006年度春季大会(2006年3月29日/明治大学リバティータワー)
大会形式 シンポジウム
テーマ 「「グローバル資本主義」下の農業問題-農業問題研究の新たな地平を求めて-」
座長 加瀬 良明(明治大学)
報告
山崎 亮一 (酪農学園大学)
「地域労働市場論と戦後日本経済の転換点」
津田 渉 (秋田県立大学)
「転換期における農業生産力(構造論)の構成と課題」
酒井 富夫 (富山大学)
「農業構造問題と政府の役割」
コメンテーター 田畑 保(明治大学) 谷口 信和(東京大学)
2005年度秋季大会(2005年11月26日/農林水産政策研究所)
大会形式 テーマを設定した個別報告
テーマ 「新「基本計画」実現可能性とわが国農業の展開方向」
座長
セッション1:長濱 健一郎(農政調査委員会)
セッション2:野見山敏雄(東京農工大学)
報告
セッション1:「地域農業・資源管理の担い手問題」
平野 信之(中央農業総合研究センター)
「借り手市場下における農地管理と担い手育成-地域の農地管理の態様が土地利用型経営の形成に与える影響
についての一考察-」
吉岡 徹(酪農学園大学)
「地域資源管理からみた集落営農組織の地域性に関する一考察」
江川 章(農林水産政策研究所)
「資源管理における援農活動の位置づけと展開可能性」
セッション2:「地産地消と食品産業連携」
小林 茂典 (農林水産政策研究所)
「『地産地消』の展開条件と課題に関する一考察-神奈川農畜産物供給センターにおける取り組みを中心に-」
加藤 美紀(地域社会計画センター)
「地産地消の拠点施設としてのファーマーズマーケットと今後の展開」
高橋 テツ(JAいわて花巻)
「水田単作地帯で女性達が立ち上げたファーマーズマーケット」
2005年度春季大会(2005年7月16日/北海道大学農学部)
大会形式 シンポジウム
テーマ 「アジア農業の基礎構造とわが国との関係」
座長 竹谷 裕之(名古屋大学) 横山 繁樹(農業・生物系特定産業技術研究機構)
報告
村田 武 (愛媛大学)
「グローバリゼーション下のアジア農業をめぐって」
李 哉泫 (鹿児島大学)
「韓国における農業経営を取り巻く環境の変化と今後の課題-稲作経営及び米市場の実態と問題を中心に-」
辻 一成 (佐賀大学)
「北部中山間地ベトナムにおける農業経営の現状と課題-主としてThai Nguyen省の事例を中心に-」
安藤益夫 (中央農業総合研究センター)
「タイにおける農業経営の展開と課題-東北タイを事例として-」
コメンテーター 石井 雄二(阪南大学) 玉 真之介(岩手大学) 水野 正巳(日本大学)
2004年度秋季大会(2004年11月20日/東京大学農学部)
大会形式 個別報告・ミニシンポジウム
個別報告
槙平龍宏(農政調査委員会)
「『周辺地域』における地場農林産加工・販売事業の展開に関する考察」
座長 守友裕一(宇都宮大学)
中村勝則(秋田県立大学)
「地域組織の今日的意義-山形県酒田市における『農村振興協議会』を中心に-」
座長 矢口芳生(東京農工大学)
鈴村源太郎(農林水産政策研究所)
「認定農業者の経営管理能力の実態と支援施策のあり方-認定農業者を対象としたアンケート結果から-」
座長 酒井富夫(富山大学)
ミニシンポジウム
テーマ 「農政改革下の地域農業・農村の行方」
座長 吉田 俊幸(高崎経済大学)
報告
仁平恒夫(北海道農業研究センター)
「北海道水田農業の現状と課題」
角田 毅(東北農業研究センター)
「東北における地域農業の展開方向と課題」
橋口卓也(農政調査委員会)
「近年の条件不利地域集落の動向と課題」
コメンテーター 佐藤加寿子(九州大学) 小林 一 (鳥取大学) 竹本 田持 (明治大学)
2004年度春季大会(2004年3月29日/日本大学生物資源科学部)
大会形式 シンポジウム
テーマ 「米政策改革の実効条件を問う」
座長 小池恒男(滋賀県立大学)
報告
磯田 宏(九州大学大学院農学研究院)
「価格・所得政策からみた米政策改革」
冬木勝仁(東北大学大学院農学研究科)
「米流通再編と需給調整」
安藤光義(茨城大学農学部)
「米政策改革による水田農業構造再編の可能性と限界」
2003年度秋季大会(2003年11月22日/明治大学リバティタワー)
大会
テーマ 「農業地域社会づくりへの挑戦-農民と市民の参加型社会へ向けて-」
座長 中島紀一(茨城大学農学部) 津田 渉(財団法人農村開発企画委員会)
報告
竹本田持(明治大学農学部)
「『地域づくり』論の展開と今後の方向性」
長濱健一郎(財団法人農政調査委員会)
「都市的地域における市民参加型農業の展開」
谷口吉光(秋田県立大学生物資源科学部)
「大規模稲作地域における経営確立と地域づくりの葛藤-秋田県大潟村を事例として-」
2003年度春季大会(2003年4月1日/鹿児島大学)
大会
テーマ 「ヨーロッパにおける農業環境・農村開発政策」
座長 村田 武(九州大学大学院農学研究院)
報告
市田知子(農林水産省農林水産政策研究所)
「農業環境政策と地域性-ドイツを事例に-」
石井圭一(農林水産省農林水産政策研究所)
「フランス農政にみる環境問題の定着」
柏 雅之(茨城大学農学部)
「イギリス農村開発政策の展開と地域経営」
2002年度秋季大会(2002年11月16日/東京大学農学部)
大会
テーマ 「中山間地域の再建と直接支払い」
座長 小田切徳美(東京大学農学部)
報告
渡部岳陽(東北大学大学院農学研究科)
「中山間地域問題の現局面と直接支払制度の位置づけ-公・共・私の視点から-」
橋口卓也(財団法人農政調査委員会)
「資源管理単位と直接支払制度」
笠松浩樹(島根県中山間地域研究センター)
「集落を出発点とした新たな地域マネージメントの構築-中国地方における直接支払制度の導入を事例に-」
2002年度春季大会(2002年3月29日/茨城大学農学部)
大会
テーマ 「生産組織の多様な展開と地域農業」
座長 安藤光義(茨城大学農学部)
報告
中村勝則(秋田県立大学生物資源科学部)
「1990年代以降における東北・庄内地域の大規模層の動向と組織化」
吉岡 徹(大阪府立大学農学部研究生)
「兼業農家の組織的対応と集落の役割-滋賀県集落営農の事例-」
井上誠司(社団法人北海道地域農業研究所)
「上層農形成の停滞と地域農業の新たな展開-北海道における組織的取り組みを事例として-」
2001年度秋季大会(2001年11月17日/東京大学農学部)
大会
テーマ 「2000年センサスにみる農業構造の展望」
座長 長浜 健一郎(農政調査委員会) 小野 智昭(農林水産政策研究所)
報告
橋詰 登(農林水産政策研究所)
「農家構成の変化と土地利用の現状と動向-90年代後半における農業構造変化の特徴と趨勢による2020年の予測-」
江川 章(農林水産政策研究所)
「家族経営構成と地域農業」
鈴村源太郎(農林水産政策研究所)
「土地利用型農業における農家以外の農業事業体の新展開-水田農業における非企業的経営の分析を中心に-」
2001年度春季大会(2001年3月30日/愛媛大学農学部)
大会
テーマ 「農業構造問題の現段階-2000年センサス速報値をふまえて-」
座長 田畑 保(明治大学農学部) 酒井 富夫(富山大学経済学部)
報告
井上裕之(九州農業試験場)
「農地の地域的管理の今日的課題」
細山隆夫(北陸農業試験場)
「大規模借地経営の現段階-北陸・新潟県を中心として-」
矢口芳生(東京農工大学農学部)
「兼業農家・土地持ち非農家の二面的性格-愛知県大都市近郊地域の事例から-」