<若手研究者研究助成事業の概要>
農業問題研究学会は、前身の農業問題研究会を含め50年以上にわたり、社会科学として農業問題について研究を行っております。本学会では、濃密なフィールドワークを前提とし、農民層分解論を基礎理論として、農業構造問題、地代・地価問題、農業経営問題、農地利用問題などの農業生産に関わる研究領域を中心としつつ、食料問題、農村問題、歴史、貿易、外国農業などの領域も広く包摂し、我が国農業問題の全体構造の科学的な解明に取り組んで参りました。
本学会のもう1つの特色は、若手主体の学会ということです。これまで多くの研究者が若手の頃に本学会で研鑽を積み、大学、国立・地方研究機関等で現在も活躍しています。
大学、独法、外郭団体改革により、農業問題研究及び若手研究者を取り巻く研究環境は厳しくなりつつあるます。そこでこの度学会及び農業問題研究の将来を担う若手研究者の育成を目的に、若手研究者助成事業を創設することになりました。
<対象者>
(1)募集年度の4月1日時点で22歳以上35歳以下の本学会会員。
(2)大学院生の場合、申請書に指導教員名を明記すること(指導教員は本学会会員であることを要しない)。
(3)助成対象となる研究は、農業問題を対象とした単独研究または共同研究とする。なお共同研究の場合、助成事業に申請できるのは研究代表に限る。
<助成期間・助成金額>
(1)助成期間 2025年4月1日~2026年3月31日
(2)助成金額 10万円(1件につき) ※各年度の助成件数は2件程度とする
<研究成果の発表>
助成決定者は、別に定められた2026年3月31日までに学会事務局に助成事業実績報告書を提出するとともに、報告書提出後1年以内に当学会において研究成果を報告するか、会誌『農業問題研究』に投稿することが義務づけられます。また、その際に助成事業を受けたことを明記してください。これが遵守されない場合には、助成金の返済を求めることがあります。
<応募方法>
申請書を記入の上、農業問題研究学会事務局にご送付ください
・ 若手研究者研究助成事業の募集要項 2025年度若手助成募集要項
・ 申請書様式 2025年度若手助成応募書式
<応募締め切り>
2024年10月31日(木)必着